第百三十一話　防御不能

リカバー＆フラッシュＶＳナコチャオ＆エミチャオ＆テイチャオ

フラッシュ「3:2チャオね・・！ナコチャオ、勝負チャオ！！」

ナコチャオ「無論勝負チャオ！いくチャオよ！」

フラッシュ「ライトブレ・・・」

ナコチャオ「アタックカット！」

かなりの速さで近づいてくるフラッシュに対して、

ナコチャオはマッハ級のジャブでフラッシュを吹き飛ばした

フラッシュ「リカ・・バー・・ナコチャオは・・頼んだチャオ・・」

リカバー「わ、わかりました・・・」

言うまでもなく、近くでみていたリカバーはナコチャオの強さに唖然していた

それでも、リカバーは戦うしかなかった

リカバー「いきますよ！」

リカバーの自慢の足でナコチャオの背後に近づいた。

ナコチャオは気配を察し、パンチを打つ寸前のリカバーをエルボーでカットしようとした

だが、リカバーは伏せて避け、アッパーを放つ。

ナコチャオ「く・・！フェイントチャオか！？」

リカバー「（よかった・・フェイントには弱いみたいだ）」

ナコチャオは倒れずに、新たに反撃に入る

しかし、リカバーにことごとく避けられつつ攻撃をされている

リカバー「（パワーはすごいけどスピードはイマイチだ・・勝てる！）」

そこで、腹コースのストレートがくる

リカバー「（まずい、避けれない・・！防御を取るしか・・）」

リカバーは手を腹にやり、防御の体制をとった

ナコチャオは、笑みを浮かべた



ものすごい音とともにストレートが入った。

リカバー「・・・・！？」

そして、リカバーは吹っ飛ばされた

壁に激突し、意識がもうろうとしている中ナコチャオが追撃してきた

腕には拳の跡がついている。骨まで凹んでいるようだ

リカバー「く・・！リカバーシールド！！」

ナコチャオ「魔法障壁チャオか？」

だが、これも通じるようなものではなかった

魔法障壁ごと破られ、今度は顔面コースに拳が来た

リカバー「（まずい・・・！攻撃が・・だけど、体が・・・）」

ナコチャオ「一気に決着つけるチャオ。ボルケイトス・パンチ！」

炎を纏う拳が、リカバーの顔面へ直撃した。

さらにリカバーは壁にめり込み、その場に倒れた

ナコチャオ「他愛もないチャオ・・・」

ナコチャオがその場を去ろうとした。だが、後ろで壁の欠片がガラガラと音を立てた

壁は分厚いので、穴は開いていない。

ナコチャオが後ろを見ると、シャドウチャオ化したリカバーがそこに居た

リカバー「格闘以来ですね・・・ここまでの人は！」

次の瞬間、リカバーは姿を消した

ナコチャオ「ど、どこにいったチャオ・・・」

いや、消えていなかった

すると、ナコチャオが一発、殴られた

だがナコチャオが見る限りでは、リカバーは見えない

すると、三秒ぐらい後に雨のように打撃の嵐がナコチャオを襲った

ナコチャオ「く・・！どこにいるチャオ・・！」

集中すると、ひそかに黒いものがみえた

ナコチャオ「そこチャオね！！！」

ナコチャオは一発パンチを入れる。

リカバー「残念、ここですよ・・！」

気付くとリカバーは真後ろにいた。

ナコチャオは攻撃する前に転ばせられた

仰向けに倒れ、上をふと見ると落下してくるリカバーがいた

拳が下にきている

リカバー「死神の・・怒り！！」

手に凄まじい気をこめたパンチは、凄まじい威力を発揮した

拳が当たると、ナコチャオとリカバーを中心に大きなクレーターができた。

ナコチャオはヨロヨロと起きて、リカバーを睨んだ

リカバーも同じく睨み、同時に言った。

ナコチャオ「覚悟するチャオ！」
リカバー「覚悟してください！」

続く