第九十一話 極属性の対決

ラルヴァ「フフフ・・つぎは、君だ。グラウス・ネイラー君?」

ラルヴァがグラウスのほうをみると、ラルヴァはあきれ果てた

グラウス「あっ・・やべぇ!」

グラウスは煎餅(せんべい)をたべながらねっころがっていた

ラルヴァ「どこにそんな余裕があるんだか・・・」

ラルヴァは疲れたようにため息を吐きながらグラウスのほうへ近寄っていった

グラウス「待てよ!塩煎餅全部食いおわってからにしてくれ!好物なんだ!」

グラウスは半分ほど煎餅が残っているお菓子袋をラルヴァにつきつけた

ラルヴァ「そんなもの食ってないで戦いましょうよ・・無の魔石がほしくないんですかね」

ラルヴァはグラウスからお菓子袋を取り上げて片手で中身の煎餅を全部砕いてしまった

グラウス「ひ、ひでぇ!煎餅おいしいのに・・」

ラルヴァ「コレ以上煎餅に未練が残らないように楽にしてあげますから大丈夫ですよ。」

ラルヴァはもっていた銃を再び剣にかえ、さきっちょのほうをグラウスにむけた

グラウスは額から小さな汗が流れている。

グラウス「あ、でもルースはもういいの?」

ラルヴァ「なに?ルースはさっき・・・」

ラルヴァはピンと気がついたのか、すぐ剣を振りながら後ろを向き、ルースの剣の攻撃を防いだ

ルース「・・あんときからダミーを攻撃していてばかばかしいとおもったよ。」

ラルヴァ「ふむ、水の分身ということか、」

ルース「まぁそういうことだな。」

ルースはラルヴァの目をじっとにらみ、ラルヴァもまたにらみかえした

二人は少しの間動かなくなり、二人の視界ではスローモーションのような世界に入っていた

ルースが足を踏み出すと同時にラルヴァも踏み出し、剣がぶつかり合った

ラルヴァとルースは力押しでねばっている

ラルヴァ「・・・蒼水の力はださないのですか?私は紅炎の力をだそうとおもっていますが・・」

ルース「この間もその力を出し合って引き分けになったろう・・?」

ラルヴァはすぐに剣を退かせて後ろに飛び退いた

ルースは勢い余ってすこしだけよろっと前にでて隙がでた

ラルヴァはその隙を狙い攻撃をしかけた

ラルヴァ「一瞬の隙を、僕は逃さない!インフェルノ・ボール!!」

そう叫ぶとラルヴァの周りに魔法陣らしきものがでてきて、その魔方陣からいくつもの気弾がでてきた

ルース「ほう・・?」

ルースは顔色一つかえずに気弾をまじまじと見つめていた

ラルヴァ「(・・なにかをかんがえているな。対処をとらねば・・)」

ラルヴァはルースの真下を爆発させてから気弾をルースへ一斉射撃させた

ルースのまわりに爆煙がモクモクと広がるなか、さらに気弾が爆発しルースの姿は完全にみえなくなった

ラルヴァ「・・蒸発した後がないな。出て来いルース!」

ラルヴァはルースが地面に溶け込んだことがわかり、ルースを必死に探す

ルース「・・俺はここだラルヴァ」

ラルヴァの背後から声がして、ラルヴァが振り向くと一瞬取り乱してしまった

ルースがなんと巨大化しているからである

グラウス「すっげぇ!ジャイアントルースだ!」

ルース「地下に、たくさんの水があったからな・・その水を吸わせてもらった。」

ラルヴァ「ほぉう・・それならまとめて蒸発させてあげましょうかな?」

ラルヴァがルースを爆破させようとし、ルースの腹へ手を向けて爆破させた。

しかし、爆力は小さく、ルースの腹に空気の塊があるのがわかった

ルース「体内水圧とでもいっておこうか。水の中では炎の原料となる空気が少ないんだ。爆力が小さくなるのは当たり前だ。」

ルースは中の空気をラルヴァにむけて放出した。

一気に放出したので風力は高い

ラルヴァ「・・・くっ!!」

ラルヴァが一瞬よろめいたときに、ルースはさらにラルヴァを素手で殴った。

そのときにラルヴァがルースの手にめり込んで、手の中に入ってしまった。(液体の為

ラルヴァは息が苦しいのか、必死にもがいている

ルース「哀れな姿だな。ラルヴァ。」

ルースは頭から自分本体を分裂させ、巨大ルースはダミーとなってしまった

ラルヴァ「・・・・・ゴボボッ・・・!!」

ラルヴァは出たいがルースが水を操っているため、水の流れが全部中心にいきどうしても中心に戻されてでられなかった

ルース「・・そしてフィニッシュだ!ラルヴァ!」

ルースは人差し指と親指で指を鳴らし、(指なんてあったっけ?)ダミーを凍らせた

ラルヴァは氷の塊の中で動かなくなってしまった

ルース「永久凍土の中にこもっていろラルヴァ!」

グラウス「すげ~っ!あのラルヴァを倒しちまった!」

ラルヴァ「・・・・・・・」

そのときラルヴァの頭の中ではかすかに意識があった

・・・寒い、体が動かない・・・

・・・どうすればいいんだ?なにもできない・・・

・・・このままでは窒息してしまう。何かを・・・

ラルヴァの意識が薄れるなか、頭の中で声が聞こえてきた

「あの力を解放しろ」

・・・だ、誰ですか?・・・

「フフフ・・俺の名は・・ヴァルアムだ。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第220号
ページ番号
93 / 137
この作品について
タイトル
永遠なる空
作者
ティライク(ミヅ)
初回掲載
週刊チャオ第127号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約2年5ヵ月29日