永遠
和田須磨「俺は三日後…チャオの世界と人間の世界を分裂させるためにやってきた。勿論、分裂されたら、互いに一生会えない、互いに記憶を失うことになる。」
住人はざわめいた。そして、この街の長「千賀某」が前に出た。
千賀某「理由はなんだ?」
和田須磨「お前らはチャオがどんな気持ちでいるのか知ってるのか?チャオは自分の世界に帰りたいと思っている。自分達の故郷に帰りたいと思っているのだ。」
???「そんなの嘘だ!」
この街の住人、「茶ピル」が言った。
茶ピル「だっていままで一緒に仲良くしたじゃないか!どのチャオも俺達といて楽しそうにしていた!」
和田須磨「それは、お前らの都合だろ。チャオがどう思っているのか・・・お前らは知らない。」
???「須魔・・・本当にそう思っているの?」
この街の住人の「冬木茜」が出てきた。
和田須磨「・・・ッ!とにかく三日間チャンスを与えてやる。それまでに考えておけ。」
冬木茜「あ!まって!」
その時には須磨は走り出していた。
和田須磨「はぁ、はぁ・・・。」
止まるとそこはいつしか見た場所だった。
和田須磨「・・・ここは・・・。」
???「どうしたのだ須磨?」
???「そうだぜ?ダッセーのお前。ひゃひゃひゃひゃひゃ!」
振り向くとそこには『DX(仮名)』と『露ッ怒(ろっど)』がいた。
和田須磨「DXさん・・・。」
DX「お前は人間とチャオを離れ離れにした後、あの街の住人全てを殺さねばならぬのだろう?」
露ッ怒「そうだぜ!皆殺しだぜ?こんな楽しい事ねえっつうの!!俺も混ぜてくれよ?DXさん三人で殺しまくりましょうよ!!」
DX「お前があいつらを殺さなければ・・・お前は死ぬことになる。分かったな。」
露ッ怒「三日目の夜楽しみにしてるぜ?ひゃひゃひゃ!!」
そういうとどこかに消え去って行った。
和田須磨「・・・・・・・・。」
???「やっぱり・・・ここにいたんだ。」
そこには、冬木茜がいた。
和田須磨「冬木・・・。」
冬木茜「だから、冬きゅんでしょ?何度言っても言ってくれないんのよ。」
和田須磨「・・・言えるか。俺が・・・。」
冬木茜「・・・私信じてるから。」
和田須磨「・・・・・・・。」
冬木茜「あなたがそんな事しないって信じてるから。」
そう言うと、冬木茜は去っていった。
和田須磨「・・・・・・・・。」
須磨はあの日のことを思い出していた・・・。