血の誓約書 命ある全ての者達へ
血の誓約書
【第二章一節より】
この世に生を与えられた全ての造られし者よ、よく聞け。
この世に産まれてから、倒れるまでに常に神に捧げている物がある。
それは【命】だ。
命は他に例えるとすれば何が挙げられよう。
命は【時間】であり、それを信じる者は人より多くの【時間】が与えられる。
命は【自由】であり、それを信じる者は人より多くの【自由】が与えられる。
命は【希望】であり、それを信じる者は窮地に【希望】が与えられる。
命は【夢】であり、それを信じる者は一生に【潤い】が与えられる。
全ての造られし者よ良く聞け。
命を消費する生涯において、色々な障害を乗り越え、経験をする。
それはかけがえのないものだ。
しかし、無数の経験を天に捧げても命を得る事はできない。
それは全ての生き物に対してこの世界から与えられた唯一の誓約だからだ。
この誓約が守られている時は、世界も全ての生き物も滅びない。
しかし、この誓約が破られし時は、世界も全ての生き物も破滅へと向かう。
どうか我ら万物が永遠に滅びず、永久にこの地上に繁栄する事を祈ろう・・・・
【D-LIVE】覚醒