日記帳その2
七月三十一日(木)
念願のピュアチャオを手に入れることができた。この子には自由気ままに育って欲しい。
ピュアチャオのニュートラル・ノーマルタイプは育てることが難しい分、非常に高い値がつく。
八月八日(金)
レース用やカラテ用のチャオは既に優秀なのが揃っている。いつでも買い手が付くだろう。あと一、二回転生させた頃に、競売にかける。
八月十三日(水)
ピュアチャオを買い取らせて欲しいという要望があった。確かに今のご時世、ピュアチャオは珍しい。しかしあの子はニュートラル・ノーマルタイプにするのだ。わざわざ強くせず奔放に育てている意味がなくなってしまう。いくら積まれても現状で手放しはしない。
アイス、ファイア、ウインドは着々と育っている。ウインドはヒコウタイプのチャオだし、転生三回目の個体だ、早々に買い手が付くだろう。
八月十九日(火)
驚いた。ピュアチャオには何も与えていないのにも関わらず歩き始めたのだ。これは更に気をつけなくてはならない。
八月二十四日(日)
ブリーダーノートを失くした。私の落ち度だ。
アイスの転生が近い。スケジュールを早めて、小動物重視のキャプチャに変更しよう。
八月三十日(土)
じき、ピュアチャオの進化の頃合だ。何も与えず育ててきた甲斐あって、既にニュートラル・ノーマルの兆しが見られる。アイスの転生後の買い手も見つかった。あとはファイアだが、ファイアにはまだ若干の猶予がある。
先日、ピュアチャオが競売で九桁の値がついたと聞いた。ピュアチャオ・ニュートラル・ノーマルタイプが売れた暁には、チャオでも買って隠居することにしよう。今から新しく趣味を作るのも悪くはない。
九月四日(金)
チャオガーデンは鍵をかけたままにしておいて、鍵は川に投げ捨てた。これでぼくが戻る心配はない。
やっぱり、与えられることを待ってるだけではいけなかったんだ。自分から欲しいものを手に入れるために行動することが大事なのだ。
明日もがんばるぞ。