【予告編】
戦争。
戦争。
そして、戦争。
人が集まれば争いは起きる。
小さな争いは、人を食らって大きく育つ。
丸々太った闘争は何を生み出すのか。
いや。
戦争は何も生み出さない。
動物が、植物が、人間がそうであるように。
戦争もまたこの地球の中で生まれ死ぬものでしかないのだ。
戦争は人と共に成長している。
今やチャオすらも戦火を広げるために使われている。
そして、この戦争は天才だった。
天才と呼ばれる人間が驚異的な発明をするように。
戦争は生み出した。
恐ろしいまでの生命力を持つカオスチャオを用いた不死身の戦力を。
六体のカオスチャオ。
彼らを統率するのは一人の青年だった。
その青年が戦地で無差別に人を襲う。
名前は黒斑流。
死神と呼ばれる彼は一体何者なのか。
一体何の目的があるのか。