読み切り・ダークチャオ
小さい円盤になった、ソニックワールド。動くのが大好きなチャオにとっては苦痛な世界。外の世界に行ってみたい・・・!
しかし、3ミリの分厚さにすんでいたチャオ。このまま行くと、ちょっとしたくぼみがグランドキャニオンになってしまう。しかも、どうやっていくのかも分からない。そこで、ある日エッグマンに聞いてみた。IQ300の彼にとってそれはたわいもないことだった。
「それは、水を使って大きくなり電気から人間世界へ行くのじゃ」
「へぇ~。どこでいけるの?」
「ちゃんと装置はここにあるぞ。ただし、3日だけじゃ」
「分かった。それじゃあ」
『ダークチャオ』
ぷしゅぅぅぅぅ
「うわお。ここが人間世界チャオか・・・」
「そうチャオね~」
このチャオ達を紹介しよう。カーフィとカエンバだ。
二匹は東京というところへいった。まずは、なんか飛んでいる白い塊を見つけた。
「うわあ、すごいチャオ~」
「怖いチャオ~」
カエンバはどこかへ走っていってしまった。カーフィはあれに乗りたいと思った。さっそくはしっていった・・・
ドッボーン
「わあチャオ!」
ところ変わってここは東京湾。きったなーい地点に落ちたようだ。しかも、その色がカエンバに執着したようで・・・
まあ、とりあえず岸までたどり着いた。すると突然・・・
「うわあ。なにこれ?落書きしちゃえ!」
カエンバは不幸か。そこで写生をしていた小学生に落書きされた。しかもクロで・・・あわてて逃げていった・・・
走って疲れたのか、腹が減って仕方がない。おっと「栗」と書かれているものをカエンバが発見した。じゅるっと舌打ちをする・・・そして、たたいて落とそうとした・・その時。
がらがらがら・・・
「いたたいーたったーいーたたた~」
栗のいががぽよに刺さったようだ。しかもめり込んでいく・・・。ぽよが変な形になった。すると痛みが治まった。
まあ、いいや・・・
次の日は工場というところに来た。
がたがたとうごくきかいにカエンバは興味を持った。あ、そっちは・・・
「痛いチャオ!!!!!!」
いわんこっちゃない。挟まれちゃったよ。あ、あたまがぎざぎざ。
というわけで、旅行終了。
「カエンバ。その格好・・・」
そこで、カーフィが見た物こそダークチャオだったのだ。
「おしまい」
「こらぁなんだその格好は!」
「ひぃぃぃぃぃ」
あとで、たっぷり怒られましたとさ。 おしまい