第1章 2 樹齢2000年の樹の中は
4人は樹齢2000年の樹に突っ込んでいった。
するとそのまま4人は樹の中に消えていった。
樹の中―
樹の中は空洞で、基地になっていた。
彼らの本部だ。
様々な機械が並んでいて、広い。
エレベーターもあった。
4人はそのエレベーターに乗り、樹の頂上へ向かう。
聖夜 「今日はこの事件だけかなぁ・・・」
龍慶 「別にイーじゃねぇか~(笑)」
簾晴 「バカ。僕達は事件をなくすために働いてるんだよ」
すぐに樹の頂上に着いた。
頂上には小型飛行機が12機置いてあった。
4人はそれぞれの飛行機に飛び乗った。
そして点検を手短に済ます。
4人 「滑走路、異常無し、半径200メートル、異常なし、飛行機、異常なし・・・。離陸準備完了。
第1精鋭隊、出撃!」
すると天井が開いた。
完全に開くと共に、4機同時に飛び出した。
東へ・・・。
飛行機は最高1224キロまで出せる。
しかし、パイロットの安全も考え許可が出なければ出してはいけない。
ビュウゥゥゥゥゥゥゥゥン・・・・・
聖夜 「現在時刻14:29。到着予定時刻14:36。
半径3000メートル以内、異常なし。どうぞ」
主に聖夜が到着時間等を割り出し、
龍慶 「こちら龍慶。了解した。
作戦をどうぞ」
龍慶はその情報を確認し、皆に伝える。
簾晴 「作戦は僕と聖夜は人質の救助。
ヘラクレスと疾風は犯罪者の捕獲で。どうぞ」
簾晴が簡単な作戦を立てる。
狼牙 「詳細を報告する。
希望の鳥、聖夜は裏口、又は窓から浸入。
俺、そして龍慶はその間に気を引いている。人質の安全確保後、犯罪者達を捕獲する。
着地から180秒以内だ。分かったか?」
3人 「OK」
作戦や報告は1分以内と決まっている。
さらに詳しい事は緊急時意外伝えないのだ。
それは常に時間との戦いだからである。
聖夜 「It is on the other side of the bank of fifth, and lands in the rooftop at a certain department store. ok?」
龍慶 「分かんねぇよ!日本語で言えよ!!」
目的地に近づいた後、着地場所を聖夜が伝える。
英語の訳は部外者に伝わらないためである。
この星で英語を使えるのは雪の都の住民だけである。
簾晴 「はぁ・・・。5番銀行の裏側にある、某デパートの屋上に着地する。だよ。
なんでお前がこの部隊に入れたかが気になるよ・・・」
丁寧に簾晴が略してくれた。
14:35、目的地に到着した。
狼牙 「聖夜、人質はどこにいる?」
4人は飛行機を止めた後、銀行の裏側に回る。
聖夜 「えっと・・・。1回の裏口周辺。けど見張りが2人いる。
前には人質の前には4人、警察が説得を試みている。けど効果なし!」
狼牙 「よし、作戦決行だ。カウント・・・3・2・1・GO!」
それと同時に狼牙は右側から、龍慶は左側から表に回った。
最初に表に着いたのは狼牙。
スペツナズナイフ(発射式ナイフ。刃の部分が飛ぶ)を犯人の額に放つ。
飛んでいった刃は見事犯人の1人の額に命中した。
龍慶 「おぃ、察。あとで弁償するからさぁ・・・」
やっと龍慶はついたらしい。そして何故か車に手をかけている。
犯人達や野次馬達は龍慶を見つめる。
その間に簾晴と聖夜は裏口の横にあるガラスを突き破り、見張りを張り倒す。
聖夜 「龍慶、今だ!」
簾晴が人質を裏口へ誘導する。
龍慶 「うおおぉおぉぉぉぉぉおおぉぉぉ!!!!!」
パトカーが少し持ち上がったと同時に、
簾晴 「人質、安全確保完了!」
龍慶 「卓袱台返しいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
龍慶はパトカーを犯人の方にひっくり返した。
反応できなかった4人は、そのままパトカーの下敷きになった。
狼牙 「聖夜、出すタイミングが速すぎるぞ・・・」
聖夜 「うぅん。あれで良いよ。だって卓袱台返しをするまでケッコウタイムロスがある。速めに出さなきゃ手遅れになるよ。
それに人質全員安全確保の瞬間を割り出して出したからね」
・・・・・・流石聖夜である。すごい、すごすぎるぞ。
狼牙 「と、言うことでおめぇら」
犯人の元にに歩いていき、
狼牙 「逮捕だ」
手錠をかけた。
龍慶 「始末頼むぜ」
こうして彼らの出番は終わる。
NEXT・・・