第16話「『車道』って誰よ?」
第16話「『車道』って誰よ?」
ここはビューオシティ。「クールな町」と言われている町。
その門から、メタリア達が入ってきた。
メタリア「うわああ!!なんかスゲー!!」
オレージ「『なんか』ってなんだよ・・・・・」
ハーテ「町が灰色だわ!」
生まれて初めて他の町に来た3人は、辺りを見回していた。
その3人を見て、ダイナが自慢げにいった。
ダイナ「どうだ!?この灰色レンガの道路!家!橋!この町のほとんどは灰色レンガでできてるんだぜ!!オレら、『ダイナマイト』の爆発にも耐えられるんだ!!」
マイトは、その話に「うんうん」とうなずいた。また無口に戻っちゃった。
てか、ダイナとマイト。アンタらテロリストですか?町中で爆弾使うなよ。
それにダイナは花火使いだろ。
リアオリ「で、あなた達はどんな用で?」
ハーテ「あ、そうだ。アタシ達、キズナ村から来たんです。そこで、近所のチャオが『アクマン団』にさらわれて・・・・」
そこにメタリアが、
メタリア「あ、忘れてたー、ソニア姉ちゃんを助けにいくんだった!」
オレージ「また忘れてたんかーー!!!」
メタリアは、もう助けに行かなくていいんじゃないかと。
リアオリ「え!ソニアちゃん!?じゃあ、あなた達、もしかしてソニアちゃんの言ってた・・・・年下の友達?」
リアオリが、メタリアの話を聞いて、いきなり反応した。
ハーテ「え?リアオリさん・・・・ソニアお姉ちゃんを知ってるの?」
リアオリ「知ってるもなにも、アタシとソニアちゃんは小学校の時、親友だったのよ!で、何?ソニアちゃんがさらわれた?それは大変ねー。で、ビューオに何しに?」
メタリア「『車道』をさがしてんだ!」
メタリアがリアオリに言うと、そこが一瞬シラけた。
リアオリ「・・・・しゃ、『車道』?あ、あははは、よくチビッ子に間違えられるわねぇ」
リアオリは、苦笑いして言った。
オレージ「え、『車道』じゃないのか?」
リアオリ「きっと、『シャドウチャオ』の間違いだわ。気にしないで、よくあることだもの」
その話を聞いたハーテは、めっちゃ恥かしかったみたいで、なんかすごいオーラがでている。
ハーテ「お兄ちゃん・・・・?なに『しゃどう』間違いしてんのかしらぁぁ??それに、『チャオ』も入ってなかったわよぉぉぉぉぉ・・・・・!!!」
そんなことを言いながら、ハーテはゆっくりとメタリアの方を振り向いた。怖い。
メタリア「あわわわわわ・・・・・きゃーーーーーーー!!!!」
~しばらくおまちくださいな♪~
ハーテ「それで、その『シャドウチャオ』なら何か知ってるかもって・・・・・」
ハーテは、何事も無かったように、普通に戻っていた。
オレージ、ダイナ、マイトは、必死にメタリアの手当て。ご苦労さん。
リアオリ「なら、会わせてあげる!たしか、ここのあたりに『メロン』の家が・・・・あ、シャドチャの名前ね」
ハーテ「『メロン』・・・・メスのチャオかしら?」
こうして、ハーテ達はメロンの家を探すことにした・・・・。
続く