~タマちゃん・チームVSレイ・チーム~
タンタンは足をとんとんリングにぶつけていた。
「全く、いつ来るんだよ、レイ・チームは・・・。」タンタン
「落ち着いてよ、タンタン。」マッチャ
レイ・チームはまだリングに上ってきていなかった。もうすでに、試合開始予定時刻から30分ほどたっていた。
『タンタンさん、落ち着いてくださいでっす!後30分の内に来なかったら不戦勝でっす!』レフェリー
「解ったよ、待てば良いんだろ、待てば。」タンタンは足を打ち付けるのをやめなかった。
~10分後~
「あいつら来る気無いんじゃないか?もう40分もたったぞ。」タンタン
「まあまあ。」マッチャ
『後20分でっす!』レフェリー
~さらに10分後~
「あいつら来る気無いんじゃないか?もう50分もたったぞ。」タンタン
「まだ後10ぷんあるよ。後10分だけ待ってあげよ、ね?」マッチャ
『後10分でっす!』レフェリー
~こんどは5分後~
「やっぱりあいつら来る気無いんじゃないか?後5分で失格だぞ?」タンタン
「・・・・・」マッチャ
『後5分でっす!』レフェリーはカウントを始めた。
~5分後、つまり、カウント終了。~
『4.3.2.1.0カウント終了でっす!タマちゃん・チーム不戦勝でっす!』レフェリー
『レフェリー、今連絡があったでっす!レイ・チームは棄権でっす!』ラフィリー
『どういう連絡だったでっすか?』レフェリー
『ナースッちがレイ・チームの部屋に行ったら置き手紙があって、【どうしようもないが用事ができてしまったので棄権します。タマちゃん・チームのみなさんによろしくお伝え下さい】って書いてあったそうでっす!』ラフィリー
メロンは思った、それって連絡ミスなんじゃ・・・。と、でも口にはださなかった。
マッチャは思った、つまり待っただけ損だったってこと?・・・。と、でも口には出さなかった。
「それって、連絡ミスってこと?待っただけ損だったってこと?」タンタンは思ったことを素直に口に出した。
みんな黙りこくった。
『明日の準決勝は、
のほほん・チームVSチーム・アクアスカイ
タマちゃん・チーム対レモン・チームでっす!』レフェリー
『あさっては決勝戦でっす!』ラフィリー