~チーム・アクアスカイVSニュートチーム~

6体のチャオはリング場で相手を見ていた。だけどそれぞれ表情が違っていた。
ゼロ達は、戦いを楽しみにしているような表情。
リッピー達は、子供が遊ぶのを止められているような表情だ。
『それじゃあ、試合開始でっす!』ラフィリー
「それじゃあ、打ち合わせ道理に!」 フォーク 
もちろん、ゼロ達は、リッピー達の試合を見ていた。他のチームのチャオ達は、相手になるかもしれないチャオの試合をだいたい見ていたのだ。それは当然といえば当然のことなのだが。
「いくよ!グラウンド・ブレーク!」 リッピーが叫んだ。もちろん他のチャオ達は、全員中に逃げていた。ウェム以外は。
「タートル・シールド!」 ウェムが叫ぶと、亀の甲羅のようなものが現れ、ウェムはそれに乗った。ウェムはひび割れに落ちずにすんだ。
「まだまだだよ!アース・グラウンド!」リッピーがそう叫んだ瞬間ウェムはジャンプした。そしてリッピーにぶつかっていった。
「デモン・ウイング!」ウェムがそう叫ぶと羽が大きくなった。そして、リッピーにぶつかった。
「うわっ!」リッピーはぶつかった衝撃で倒れたがすぐ起きあがった。
「アイアン・ボデイ!」ウェムの体が固くなった。ウェムはそのままぶつかった。リッピーは、場外に吹っ飛んだ。
『リッピー・アウト!』ラフィリー
リッピーとウェムがしたで戦っているとき、空中ではゼロ、フォークVSルー、ソニの戦いが繰り広げられていた。
「スカイ・ビーム!」ゼロの手からビームが出る。
「フレイム!」ソニの手から火が出てきて真ん中あたりでビームとぶつかる、爆発した。
さっきからゼロとそには同じ技を繰り返し、少しずつ強くして出していた。まるで、その技の修行でもしてるかのように。
一方、フォークとルーは激しい肉弾戦を繰り広げていた。
「爆裂キック!」フォークは激しいキックを繰り出す。
「爆裂・キック!」ルーは、そっくり同じ技を返した。
やはりこっちも修行をしているかのようにしていた。
実は、戦いの前、こんなことがあったのだ。

「お願いします!僕たちと修行をしてください!」ソニ
「そんなこと言われても・・・。」フォーク
「別に良いんじゃないか?うけてやっても。」ゼロ
「ホントですか?!」ソニ
「おう!弟分!で、具体的にはどうするんだ?」ゼロ
「今日の試合で、リッピーは下で、僕とルーとは上で戦って欲しいんです!」ソニ
「わかった。でもその前に一つ聞いても良いか?」フォーク
「何ですか?」ソニ
「何で修行したいんだ?」フォーク
「僕たちは、修行のためにここに来たんです。昨日の試合を見てて思ったんです。きっとあなた達なら引き受けてくれるって。」ソニ
「・・・そうか。」フォークはどこからそう思ったんだろうかと思ったが口にはしなかった。
『さあ、チーム・アクアスカイとニュート・チームの入場でっす!』ラフィリー
「それじゃあ!」ソニは仲間の所に走っていった。

戦いを始めていくらかした後、すでに、ルーはダウンしていた。
「降参します!」ふらふらになったソニは叫んだ。
『アクアスカイの勝ちでっす!』ラフィリー
「何でだ?」少し小さめの声でゼロはいった。
「僕は、もう、体力があまり残ってな・・・」ソニは気を失い、落ちていった。リングにぶつかる寸前で追いついたゼロはソニをキャッチした。
「心配かけやがって・・・。」ゼロはつぶやいた。

『次の試合は、エンジェル・チームVSレモン・チームでっす!』ラフィリー

このページについて
掲載号
週刊チャオ第114号
ページ番号
27 / 55
この作品について
タイトル
小さな話
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約4ヵ月