9話
あらすじ
チェイルとフランは光粒子武器のサンプルを入手するため5番工場に侵入する。
二人は無事サンプルを手にいれ、脱出しようとするがNo.7ギリが立ちはだかる。
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フラン「あわわっ・・見つかっちゃった・・」
チェイル「フラン落ち着いて!」
チェイルはフランを落ち着かせながら、周りの様子を見回す。
敵は一人・・・ 出口も一つ・・・
チェイル「これを持ってて」
チェイルはそう言ってフランに手と同じ位の大きさ程で黒い円柱形の物を渡した。
フラン「え?」
チェイル「これを持ち帰る事が目的です。あいつの事は任せて下さい!。」
チェイルはそう言うとギリへと複数の鎖を投げつけた。
鎖の一つがギリの足を捕らえる。
そして足を捕らえた鎖を思いっきり引っ張り壁へとたたきつけた。
たたきつけた壁が崩れ、ギリをたたきつけた所に瓦礫が複数音を立てて落ちた。
フラン「やった!?」
ギリ「・・・この程度か・・」
チェイル「なっ!?」
ギリの足を捕らえたはずの鎖はバラバラに斬られていた。
フラン「鎖を・・斬った・・・?」
ギリ「次はこちらからいくぞ」
ギリは床や壁を蹴ってすごい速さでチェイルとの間を一気に詰めてきた。しかも周りが暗い為、ギリの姿を見失いやすくなる。
視覚に頼るな!!見えないのなら・・・
チェイルは自分で自分をしかると目をつぶった。
聞こえる・・・・・
キュィィィィン
チェイル「!!!」
チェイルは咄嗟に横に飛び、ギリの攻撃をかわした
ギリ「今の一撃をかわしたか」
チェイル「そう簡単には負けられないんで」
チェイルは軽く苦笑いしながら答えた。
ギリ「だが・・・きさまの鎖は効かない、こいつを俺が使う限りな」
チェイルの目も暗闇に慣れてきて、ギリが手に握っている物がわかってきた。
チェイル「なるほど・・チェーンソーですか・・」
ギリ「私は鋸職人だからな」
「ちょっとまった~!!」
叫んだのはフランだった。
チェイル「フラン!?」
フラン「チェイルの鎖が効かないのなら僕が相手だ~!」
続く