CHATTA!2
ぺちぺち。
『お・し・ま・い』
よっしゃ、これで完結だ。
オレは、一つの作品を書き上げ、早速週チャオに載せる。
今まで、この作品にかかりきりで、チャオ達には会えなかった。
今日、やっとあえるのだ。
さあかわいいチャオ達よ、今日からはお前達を存分可愛がってあげるぞ!
ふつふつ。
なんだ?
かわいいチャオを見ていたら、なんか…。
ふつふつ。
や、やばい。ネタが浮かんでくる!
や、やめてくれ~、オレはもう、チャオ小説は書きたくないんだぁ~。
かわいいチャオと戯れたいんだ~!!
ふつふつふつふつ、…完成。
ふう、一つのネタが完結しちまった。週チャオに載せないと。
ぺちぺち。
ああ、オレの一生は、チャオと供に生きるのか?
確かに某所で、チャオ以外のゲームはしません宣言はした。
でも、これじゃチャオのゲームが出来ない!
チャオ小説ばっかりだぁ~!!
「ちゃった~。」
思い悩むオレの後ろで、変な声がした。
オレはすかさず振り返る。
そこには、水滴に体をつけたような、変な生き物がいる。
目の錯覚か?
オレは、目をこする。
「もう君は、かわいいチャオの、と・り・こ・ちゃお~!」
いつの間にか、変な生き物はもう一匹増えていた。
「君は、チャオワールドの住人ちゃお。う~らや~まし~いちゃお~。」
いつの間にか変な生物は6匹に増えていた。
「そんな君に人生の応援歌、歌っちゃうちゃお~。」
「え?唄うの?」
訳が分からぬオレを尻目に、ヤツらはなにやら歌いだす。
S!
O!
N!
I!
C!
CHAO~!
S!
O!
N!
I!
C!
CHAO~!
It’s so lovely
Happy go chaoworld
We are the chaos(チャオス)
We did it
ひゅーひゅーひゅーひゅー
チャオチャオチャオチャオ!
チャッタ~~!!
ちゃったちゃったちゃったちゃった
かわいいチャオたち~、チャオのいとなみ~。
ちゃったちゃったちゃったちゃった
チャオの生活、書き綴れ~、
週チャオと出会えて、ラッキーだぁ!
ちゃったちゃったちゃったちゃった
チャオ以外に、面白いゲームありゃしねぇ。
ちゃったちゃったちゃったちゃった
ゲーム代かからねえ!
Everybody say ちゃった~!
S!
O!
N!
I!
C!
CHAO~!
ばいちゃお~
唄い終わった変な生き物は、整列する。
「さあ今日もチャオ好きな若造を救ったちゃお。」
「うん、これからもチャオをよろしくちゃお。」
そう言って6匹は一列に並び、スキップしながら玄関のドアの方へ向かった。
先頭の一匹が、ドアの所で一生懸命背伸びしている。
ドアのノブに手が届かないらしい。
その後ろでは、その場スキップな五匹がにったにた。
先頭の一匹が、悲しそうな顔をして振り返る。
オレは、玄関のドアを開けてやる。
6匹は、いづこかへと消えてった。
これは、幻覚だったのだろうか?
いや、おそらく妄想だろう。
オレは玄関を開けたついでに、レンタルビデオを借りに行った。
タイトルは、聖戦士ダンバイン。
オ~ラロ~ドがぁ~、開かぁれた~。