プロローグ
ここは、どのメモリーカードにも存在する普通のチャオ幼稚園。
ここに悲劇が訪れようとは誰も知らない・・・。
『えー、なのだからして、雲は海の水蒸気から発生する大気チャオ』
『また始まったよ;園長の雑学・・・;』
『そんなこといわないのカルル。』
(いや、実際そうなのだ。恐ろしく長い雑学・・・もとい授業は続いた)
『だからアレコレなんたらエトセトラエトセトラ・・・。』
『・・・、ホント長いわね;』
『よく喉が乾燥した空気で傷つかないよな。』
(本当はそうなって欲しいだけであろうに)
(ちなみに今は夏だろ)
『逃げた方がいいと思うけど・・・チャム・・・』
『そうねカルル。でもドアには50形式のロックが(泣』
(よく幼稚園にこんな経費があったもんだ)
リリ~~~~ン
『それでは授業は終わります。皆さん気を付けてかえって下さいね。』
(実際はソニ達に迎えに来て貰うのだ)
『ねぇ、密かに脱出しない・・・?』
『そうだな。みんなにも聞いてみるかな。』
(チャオ幼稚園からいきなりハイハイで5.60体ほどの大群が押し寄せたらそれだけで悪夢だ)
『確かに;Σ(─口─)』
『じゃあ、あたし達だけで行きましょうよ;』
これが不運の前兆だった。
END