20話 風の領域への道 後編

チャオチャオ「じゃあどうしましょうか?エディンとチャラインは、ルイスとフライヤに援護してもらいます??そううればなんとかはなるかと・・・」
チャオチャオはいろいろ考えながらそういった。
フライヤ「う~んと、私の隣にチャライン、そのとなりにルイス、エディンって続いて4人よこに並んで飛べば、落ちそうになったとき助けられるよ。」
チャニム「じゃあ・・・おれたち3人が先にいって、あとからフライヤ達がくるか・・・。」
チャニムはちょっと考えてそういう。
ルイス「私もそれでいいよ!!フライヤもそれでいい??」
ルイスは私のほうを向いて聞く。
フライヤ「私もOK☆」
チャオチャオ「じゃあそれで行こう!!で・・・風の試練まで・・・まだ遠いんだけど・・・どうする??」
チャオチャオは地図とにらめっこしながら、距離をはかっている。
ルイス「歩いて・・・いくしかないよね・・・」
ルイスがため息を同時にそうつぶやいた時だった。

「お客様ぁ~っ!!」
私達の後方から声がしたかとおもうと、すごいはやさで、受付チャオが飛んできた。
受付チャオ「わ、忘れ物ですっ!!!」
受けつけチャオは魔空石を私達の前にさしだした。
フライヤ「え?魔空石??ハリケンシ・・・持ってるんじゃなかったの??」
私が不思議そうにしていると・・・
受付チャオ「これが・・・部屋においてあったんですけど・・・大事なものなんですよね??」
部屋に・・・置いてあった・・・・??
・・・・(ちょっとの間の沈黙)
一同(受付チャオ、ハリケンシ以外)「ハ~リ~ケ~ン~シ~~~~っ!!!!!」
このときに私達は背後に黒いオーラーを出していたらしい(ハリケンシ談)
ハリケンシ「ひぃぃっ!!ごめんよ~忘れてたんだよ~(汗)」
ハリケンシは本当に冷や汗をかきながら私達に謝った。
エディン「っま、今回はいいわよ・・・盗ませなかったからねェ~っ。」
エディンはイヤミたっぷりにハリケンシにそういう。
ハリケンシ「だから、ゴメンって・・・」
フライヤ「まあ、いいよ・・・忘れなかっただけ・・・」
私はため息をつきながらそういった。
受付チャオ「皆様はこれからどこへいかれるんですか??」
受付チャオはちょっと興味しんしんに聞いてくる。

チャオチャオ「ちょっと、風の領域まで行くんですが・・・ここから・・・遠いですよね~」
チャオチャオは半分ため息まじりで受付チャオに苦笑しながら話しかける。
受付チャオ「え?風の門近くにいくのですか??あの~もしよかったら私の魔法で一緒にいきます??私も近くに用事があるので・・・」
受付チャオが全部いいきらないうちに・・・
一同「「「「「「お願いしますっ!!」」」」」
私達は返事をした。
受付チャオ「は・・・はぁ・・そうですか・・・じゃあ私も今仕事が終わったので一緒にいきましょう。」
受付チャオはちょっとひきながら(みんながあまりにも同時に答えを言ったもので・・・)そういった。

受付チャオ「でわ・・・行きます。」
そういうと受付チャオは片手を上にあげて1言。
受付チャオ「風よ!!我ら8人を風の門近くへと導け!!」

ごごご・・・
受付チャオがそう唱えると、急に私達の回りに風があつまったかと思うと、一瞬にして私達は見知らぬ土地に立っていた。
フライヤ「・・・・ここは・・・・」
受付チャオ「風の門の近くです。そこをまっすぐいけばすぐにつきますよ。でわ私はこれで・・・・」
受付チャオはそこにある道を指差して、道を教えたかと、思うと私達とは逆方向にあるきだした。
エディン「あ、ありがとうございます!!」
エディンは慌ててお礼をいった。
受付チャオ「いえいえ・・・たいしたことはできなかったけどね・・・」
そういうと受付チャオはどこかにいってしまった・・・。

チャオチャオ「あのチャオは風属性だったんですね。風属性はあんなことができるんだ~」
チャオチャオは納得したかのように、歩きながら言った。

そして・・・歩くこと5分ほどして・・・
なにか霧につつまれた大きな谷が私達の目の前に姿を現した・・・。
チャニム「どうやら・・・ついたようだな・・・」

続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第23号
ページ番号
32 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日