第一話 そこにいくひと

建設途中の電波塔「チャオタワー」
本来こういう建造物は「関係者以外はいるなああああ」になっているのだが、
今回「チャオのための建造物だから」という理由でチャオが建設途中だが見学できるようになっているのだ。
そして、今日、あるチャオの二人組(二チャオ?)が家で準備をして来ようとしています。
これから起こることも知らずに・・・


「うわああああああああああああああああああああああっ!!」
こうリアルじぃざむみたいなこと(じぃざむ叫ぶのかよ)を叫んだチャオ。名前はチャスケ。青色のコドモチャオです。
「なんで6時に出ないと間にあわねぇのに10時に起きるんだよおおおおおお!!俺の馬鹿ああああああ!!」
そう言って、階段を駆け下りていきました。
と、思いきや、また戻ってきました。
どうやら、メガネを忘れていたそうです。
「ふっふっふ、これさえあれば、世界がよく見えるぜええええ!!」
頭がおかしいです。
そして、また階段を下りていきました。
きっと、階段の所々にあるくぼみは、このチャオのせいでしょうね。


「ふんふんふ~ん、もうちょっとでクジャクの丸焼きができるよ~☆」
うまいのか、それ。
なんか台所でよくわかんない料理を作っているチャオ。名前はチャリン。世にも珍しい完全白ピュアのコドモチャオです。

チャリンが鼻歌(鼻あるのか?)を歌っていると、階段方面から某五歳児の家の物置から物が落ちてきたような音が聞こえてきました。

「チャ、チャスケ、起きるのが遅いです・・・」
そして台所にチャスケがバーン! と戸を開け入ってきました。

「起こせよチャリン! 今日チャオタワー行けなくなるじゃねぇか! イケメンろっきゅんにあわせる顔がないぜ!」
「目覚まし時計、自分でセットしてませんでしたか?」
やれやれという風に、チャリンが言います。
「なん・・・だと・・・? まさか・・・もしや!」
チャスケは階段を駆け上がりました。

続く(多分)

このページについて
作者
じぃざむらい
掲載日
2010年2月5日
ページ番号
2 / 18
この作品について
タイトル
チャオタワー建設途中
初回掲載
2010年2月4日
最終掲載
2010年8月22日
連載期間
約6ヵ月19日