第三十三話「そして時は動く」

オルフェウス「さて、次行くか。」

サクラ「うん。」

チャオチャオ「ああ。」

そして一同は道を歩いていった。

しかし、その時・・・何かが起こった。

ダム!ガラガラガラ・・・ドッシャーン!

物凄い轟音と共に、巨大な『何か』が地面から出てきたのだ。

オルフェウス「何だ!?」

オルフェウスが驚くのも当然だ。それは、土人形(ゴーレム)なのだ。

作者「え~・・・なんでかって・・・じゃあサクラ上手く解説しといてね。じゃ!」

サクラ「え~めんどくさいなあ。まあ良いや。え~と・・・土人形の作り方は『スレイ・テイル』って聖書に記されていて、それによって一回文明が滅んじゃったから、魔界に封印されたの。」

オルフェウス「そう言うことなら行くぜっ!喰らえ!」

オルフェウスが斬りかかる。

ゴイン・・・

しかしゴーレムには通じない。

サクラ「言っとくけど皮膚は硬い土だから。」

オルフェウス「早く言え!」

オルフェウスがそう言った後、サクラは詠唱を始める。

サクラ「よっと!」

空中浮遊の呪文で浮き上がり、また詠唱を始める。

サクラ「フレア!」

フレアは低級呪文だが、攻撃範囲は広い。弱点を探すための魔法だろう。

ゴーレム「ゴガアアアッ!」

ゴーレムの一部が崩れ、赤いスイッチのような物が出てくる。

サクラ「オルフェウス、頼んだよ!」

サクラは空中浮遊のスピードを上げ、ゴーレムから離れる。

オルフェウス「ああ!」

ザクッ!

ゴーレムの剥き出しになった弱点に、オルフェウスの刀が直撃する。

ゴーレム「グオオオオオオ!」

そしてゴーレムは倒れ、風化していった。

サクラ「・・・これを出すってことは・・・あっちも必死みたいね。」

オルフェウス「ああ・・・」

といっていると、大量の兵士チャオが走ってきた!多分敵側だろう。こっちにまっすぐ走ってくる。

兵士チャオ「だああああ!」

サクラ「ウィンドスパイラル。」

ドシュルルル!

兵士チャオ「うわああああ!」

流石にトレジャーハンターだけに追われるのには慣れている。隣ではグレイが散弾銃をぶちかましまくる。
いや、レオンとチャロもなのだが。

サクラ「まとめて一掃!ウィンドマシンガンパワーアップ!」

魔力を注ぎつづけてパワーアップさせたマシンガンがあらゆる敵を一掃する。
そして兵士チャオは全員倒れた。

サクラ「やっぱり・・・『悪』は総攻撃を仕掛けて来てる!」

チャオ・テイル第三十三話 終わり

このページについて
掲載号
週刊チャオ第81号
ページ番号
34 / 40
この作品について
タイトル
チャオ・テイル
作者
サクラ
初回掲載
2003年7月15日
最終掲載
週刊チャオ第99号
連載期間
約6ヵ月13日