97話・神雲
ブラックス「はい・・・」
神雲「ならこっちへ来い。」
ブラックスは、神雲の方へ歩き出した。
みんな目がでっかくなっている、
チャオとしてマジ怖い。
マジ怖い。
チョーカー「いっ・・・一体どういう事よっ!?
何でブラックスがお前の命令聞いてるんだよ!!」
神雲「邪魔だ」
神雲は、手の平をチョーカー達の方へと向けた。
チョーカー「!?」
神雲「防衛兵隊、神風、神雷、来いっ」
モワワワワワ
神雲の手の平から、雲が出てきたのだ。
そして、形が神風や神雷、雑魚級の紅神となったのだ。
色もちゃんと付いていて、量産型っぽくない。
カヌ「こいつ等っ!?俺達が倒したはずじゃ・・・!?」
神雲「行け」
神雲の出した紅神達は、チョーカー達の方へと向かって行った。
チョーカー「くっ・・・!おいブラックス!どういう事だっ!!」
攻防戦の中で、叫んだ声は届かなかった。
ブラックス「・・・」
無言である。
ブラックスは、神雲の目の前まで来て、足の動きを止めた。
神雲「よし、吸いとらせてもらうぞ。」
神雲がブラックスの頭に、手を乗せた。
神雲の手が怪しく黒く光った。
チャック「!?」
チャニラ「何・・・あれ・・・!?」
戦いに苦戦しながら、二人は言った。
神雲「ふははっははは。
消えろ。」
パチン
ボワン
神雲が、指を弾いた途端、神雲の出した分身達は消えた。
チョーカー「何をした?
あのまま雲を出してれば、お前が有利だった筈だ・・・!!」
神雲「いらなくなったからだよ。
それに、絶対勝利は確信したからな。」
鬼火「!?」
神雲「さぁ、かかってこいよ。」
チャック「なんだか知らないけど、行くぞ!!
エスパー・60!!剛腕化!」
忍刀「刀のスキル!大・日本刀!!」
二人「うぉぉぉぉぉおぉぉ」
チャックは、腕をムキムキにして、忍刀は巨大な日本刀をスキルで作った。
そして、突っ込んで行った。
見事な咬ませ犬っぷりである。
神雲「・・・!!・・・!」
神雲は、無言になった。
チャック「もらった!」
神雲「!」
メキメキッ
スパンッ