第91話・場違いの笑い

エントレインメント「チッ。」

神風「それ、手加減しないぞ!divine wind!」

ヴォオオオオと、強風・・・、いや、激風が吹いた。

エントレインメント「ぐあっ」

エントレインメントは吹っ飛ばされた。

神風「そしてぇー・・・、wind bullet!」

エントレインメント「うっ・・・!」

神風は、手から風の弾の様な物を投げた。
エントレインメントに、直撃した。

エントレインメント「
ンサクタヲズミ、発生魔法。水流!」

エントレインメントは、呪文を唱え、
水流を出した。こちらも、スピードに威力がある。

神風「wind bullet!1.2.3shot!」

神風の弾と、エントレインメンの水流の一気打ちである。
どちらが勝つのだろうか。
実体のある水に負けるのか、それとも細々とし、巨大な風に負けるのか。
答えは後者だった。

エントレインメント「!」

弾の一発目は、水をつぶし、残りの二発はエントレインメントに
向かっていた。

エントレインメント「・・・、さてじゃあ本気を出すか。

それっ」

エントレインメントは何を考えたのか、
向かってくる風に、唯一の武器である水晶を投げたのだ。
水晶が無ければ、一部の思い出を記憶に焼き付ける。
というスキルだけしか使えず、この状況は抜け出せない。

そして、水晶は、パリン。と、呆気なく散った。


エントレインメント「ぐぁっ」


風の弾の、一発は水晶を。もう一発は、エントレインメントを
攻撃した。

だが、エントレインメントの顔は
何か悪いことでも企んでいるかのような、
とても恐ろしく、笑っていた。ニヤニヤと。

神風「ニヤニヤしてる・・・!?怖いー!」

エントレインメントは、神風に体当たりをしに行った。
神風は、エントレインメントより大きい。
それに体当たりをしても、あまりダメージは無い気がするが・・・
だが、彼は突っ込んで行った。

神風「wind slap!」

神風に平手打ちを食らった。
横に吹っ飛ばされ、傷ついたはず。
なのだが・・・、エントレインメントは笑っていた。

神風「むむむ!何で、笑うんだ!お前ウザい!
やめろよー!」

エントレインメント「ニヤニヤ
しょうがない、教えてやるよ。何で笑ってるか。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第303号
ページ番号
97 / 104
この作品について
タイトル
ベタな情熱物語 チャオ達の戦い
作者
クワガタ(マルル将軍)
初回掲載
週刊チャオ第229号
最終掲載
週刊チャオ第340号
連載期間
約2年2ヵ月2日