第72話・師匠越え
チャイーン「さぁ・・・早く・・・」
鬼火「はい・・・」
チャイーン「その調子よ・・・鬼火・・・
あぁっ!あのチャオの心まだ残ってたか!
ったく・・・てこずった。
仕切りなおしだ!針山!」
ズザザン
鬼火の地面から針が聳え立った。
鬼火にグサグサと痛々しく刺さった
だが、鬼火は立っていた。
鬼火「・・・・・・・・フン」
ザス ザス ザス
鬼火は針山の上を平然と歩いた。
チャイーン「何!?オマエ、針の上歩けるのか!?
くそぅ!針ミサイル!」
鬼火「ホーン・ガード」
ジャラジャラ
鬼火はグローブの角で針を防いだ。
チャイーン「なによコイツ!?」
鬼火「フッ・・・
炎纏殴り!」
ドガァツ
チャイーンに拳が当たった。
鬼火は微かに目に涙を浮かべていた。
チャイーン「!?
ぐ・・・!」
鬼火「ホーン・チャージ。」
ボァァッ
角の周りに炎が出てきたのだ。
鬼火「最大級の熱度。最大級の威力。
・・・・準備は万端だ。
ファイナル・ファイヤ。」
ゴアアアアアア ドガッ
チャイーン「嘘・・・俺が負けるなんて・・・」
バタリ。
鬼火「師匠・・・・」