『すべての始まり』
???1「すべては闇だ・・・おれはどこからきたんだ?なぜここにいるんだ?」
ザッ
???2「ふう、ここなら休めそうだな。ん?」
???1「だれだ!」
???2「そっちこそだれだよ!」
???1「・・・俺は・・・・・ゼウスだ・・・お前の名はなんだ。」
???2「俺はレオだが、今の『・・・・・』は何だ?」
ゼウス「偽名だからだ。」
レオ「は!?何で偽名なんて使うんだよ。」
ゼウス「・・・自分でも自分の名前がよくわからないからだ。」
ゼウスの声は、かき消されそうなほど小さかった。
レオ「記憶喪失ってやつか?」
ゼウス「いや・・・嫌な記憶は残っている。」
レオ「たとえば?」
レオの声は、みょうに緊張している。
ゼウス「どうした?なぜそんなに・・・」
レオ「とにかく教えてくれ!」
レオは、大声でゼウスの声をさえぎる。
ゼウス「・・・わかった。」
一言だけしゃべり、息を吸い込むと、話しはじめた。
ゼウス「それはあまりに鮮明すぎて、思い出すだけで目の前に映像が現れるようだった。周りはすべて炎にかこまれていて、逃げまどう人々(チャオチャオ?)がいる。その人たちを助けたいのに、体が動かない。そして・・・」
レオ「そして、顔をそむけることもできない。」
ゼウスのポヨが?マークになる。
ゼウス「なぜわかったんだ?」
レオ「俺もそうだからだ。」
レオが暗い顔になる。
つづく