第2部・11話
第11話「『オアシス』」
あらすじ
洞窟に潜入したチャロたち。
果たして洞窟から脱出することはできるのか?
チャメル「みんな、このあたりは暗くて壁がもろいから気を付けるのよ!」
ナッチャン「壁がどうした!壁を壊した先に何かあるかもしれないだろ!それぐらいわからないのか?」
チャロ「わかってないのはナッチャンのほう。ここらへんにはチャルマの開発したロボットがたくさんいる。むやみに壁を壊してもダメだ。」
メタチャン「ここの地形データによりますと、私たちのある方角からまっすぐ向かった所の壁の奥にガーディアン・・・つまり守護者がいるヨウデす。」
チャロ「じゃあ・・・まっすぐ向かうとしようか。」
この決定が、チャロたちを運命に導くことになったのであった。
メタチャン「ココデす!」
ナッチャン「よぉーし!ドリルキャノン!」
説明・・・ドリルキャノンとは、猛スピードで突進し壁を掘る技である。
ナッチャンが掘った壁の奥に、チャオたちが次々と進んで行く。
すると・・・。
チャロ「ここは・・・?」
???「よくぞここまで来た・・・。勇者達よ、我の試練を受けるがいい。我の名はグランチャード。この洞窟の番人だ。」
グランチャード「では、早速始めるとしよう!グランブレイカー0!」
グランチャードの体から放出される光線が、チャロを狙って飛んでいった。
チャロ「このぐらい、ボクの剣で楽に跳ね返せるさっ!」
チャロは、剣で光線を跳ね返した!
跳ね返した光線がグランチャードに直撃し、グランチャードの動きが止まった。
グランチャード「ぐっ・・・」
チャロ「今だっ!神竜の力よ、我が剣に集え!必殺!ドラゴン・フレア!」
チャロの剣から放たれた炎がグランチャードの周りを取り囲み、
グランチャードの体を包み込んだ!
グランチャード「グァァァァァァァッ・・・」
チャロ「やったか・・・?」
終わったかのように思えた。だが・・・。
グランチャード「まだだ・・・まだ・・・我は・・・」
グランチャードが復活した!
チャロ「まさか、復活するとは・・・」
グランチャード「これで終わりだ!デスブラスト!」
グランチャードの手から強力な冷気が発射された!
冷気がチャロの体を包み込む!
チャロ「ちっ・・・こんなところで・・・終わるわけには・・・。」
その時だった。
グランチャード「何っ!?デスブラストが・・・戻ってくる・・・!?」
グランチャードは冷気に包まれ、倒れた。
チャロ「勝った・・・。勝ったぞ・・・!」
グランチャード「負けた・・・。いい戦いだった。」
グランチャード「お前にいいことを教えてやろう。この洞窟を抜けてしばらく行くと荒野がある。その真中に、墜落した宇宙基地『オアシス』があるようだ。だがそこはチャルマたちの基地にされている。気を引き締めて行くんだな。」
チャロ「ありがとう。それじゃ、行ってくるよ。」
グランチャード「また会おう、少年!」