~ミッション13 赤い光の中で~つづき。

つづきです。
いまいち必要なのかどうなのか
分からないような後半です。

「僕らも、同行するんですか?」
「あたりまえだろ。3匹固まってたほうが安全だろ。」
ソニックさんが口笛を吹きながら壁に寄りかかって、なんともお気楽な口調で言った。
「でも、ボクは置いてかれるかも・・・」
純君が一歩後ずさりながら言った。
「だーいじょうぶだって。ナッコーの奴は連れて来てくれたんだろ?」
ちょっとまて、ソニックさんたちの後を着いていくということは、
宇宙で振り回されることと同じなの?
そんな考えが頭の中を横切った。
「でも、3匹だし・・・」
「前にいる敵とかは全部倒してからお前らを通すから。な?」
「でも、地形によっては・・・」
「うるせー。じゃ、3匹とも紙袋にギュウギュウ詰めになってふりまわされていくか?」
純君は、あれ以来、「振り回されるの言葉恐怖症」になってしまっている。
ソニックさんはそのことを知っていたらしい。
「ひぃっ」
半泣きになった声が響いた。
「ははは。冗談、冗談。」
ソニックさんは純君の頭をポンポン軽くたたきながら言った。
「でも、コロン、一体どうしちゃったんだろう?」
「は?だから、ああなったんだろ。」
ボクの問いに、ソニックさんが、コロンのほうを指差して、かる~い口調で言った。
「そうじゃなくて、どうしてああなったか、だよ。」
ボクも、5メートルほど先の廊下の奥で、エミーさんと何か話しているコロンのほうを振り向いた。
「コロン・・・どうなっちゃうのかな・・・」
「どうもならねーよ。ていうか、どうにもならせねぇ。それぐらいの根性持って行ってもらわないと、お前ら、人口カオスの餌食だぞ。」
ソニックさんもコロン達のほうを見た。
「もうそろそろ・・・行くか。」

♪楽屋裏♪
アロマ>へ~、「振り回されるの言葉恐怖症」ねぇ~
コロン>そんなの聞いたことないわね~?直木賞受賞の某精神科医もびっくりだわね~
純>いいじゃん、実際にそういうわけじゃないんだから・・・ていうか、元ネタ知ってる人にしかわからないこと言ってないでさぁ~
コロン>でも、このまえモクハさんに「もしこの置物割ったら振り回してやる」って言われて脅されてたじゃない。
アロマ>そうそう。君、あの時は確かに引いてたよ。
純>いいじゃん、いいじゃん、いいじゃん、いいじゃん・・・・
(ウジウジと床に指(?)で円を描く)
アロマ>でも先週台本読んだときより予想以上の演技だったね~
純>「なにが、どうなってもいい。ジェラルドに謝って、マリアを返しにいきたい。」だって。なにがどうなっても、いいんだって~♪(嬉しそう)
コロン>あら、あんたこそ、ソニックさんに脅された後に「ひぃっ」て言ってたとき、本当に引いてたんじゃないの?演技じゃなくて。
純>うるっさ~いっ!!!いいよ!!寝る前に「振り回される、振り回される・・・×100000」って耳元でつぶやいても、実際に振り回してビルの上から落下させても、もう好きにすればっ!!ふんっ!!!
アロマ&コロン>・・・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第130号
ページ番号
24 / 24
この作品について
タイトル
チャオサイドストーリーinSA2B
作者
ぺっく・ぴーす
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第130号
連載期間
約5ヵ月11日