第1章 11、鬼の暴走、止まる

エンエンがPCにCDを入れるとある曲が流れ始めた。

その曲は・・・

シュウ 「これって、バックストリートボーイズのI Want It That Way,Shape Of My Heartじゃない?」

チャロ 「なぜこの曲が?」

2匹の戦いは、この曲が流れると共に止まり、殺生鬼は元のアインの体に戻っていった。

アルティメットは気が付いたのか、アインを支える。

チェス 「2匹とも・・・戻ったぁ~~~!」

ロボは全て停止した。

アルティメット 「アイン君、しっかりしてください!」

アルティメットはアインを揺さぶった。

チャロ 「待て、アルティメット。
     アインは重体だ。すぐあの病院に連れて行こう!」

エンエン 「どこに繋ぐの?
      あの病院?」

エンエンは扉をどこかに繋げる準備をしている。

ホタル 「平成地獄病院よ!早く!」

リュウケイ 「平成地獄病院!?
       なんだよ、地獄って!」

エンエン 「あった!
      繋いだよ!」

アインはぐったりしている。

アルティメット 「うりゃあああぁぁぁぁぁぁ!」

ばっこーーーーーん!

アルティメットは扉を蹴って破壊した。(実は鋼鉄製)

シュウ&ウォッチ&チェス 「恐ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

アルティメットは焦ると何をするか分かりません。

チャロ 「ふぅ・・・。
     これで107回目だぞ」

チャロはため息をつきながら行った。

カイオウ&リュウケイ 「多いよ!無駄に!」

リュウケイはそんな病院がなぜあるかという疑問を抱きながら扉に入った。

カウンターには驚いた表情の看護婦がいた。

アルティメット 「治療、お願いします!」

看護婦 「わ、分かりました!」(ドアが破壊されたー!鋼鉄製なのにーーー!)

アインはすぐ手当てを受けたため、一命を取り留めた。

アイン以外も軽い傷を負っていたので手当てを受けた。

シュウとリュウケイはホタルのエルボーを喰らったため、重症だ(汗

アルティメット 「僕、ノアの箱小船追いかけなきゃ!
         また会おうね!」

アルティメットは手当てを受けるとどこかに行ってしまった。

アインは意識不明のため、病室で寝ている。

アルティメットを除き、皆は見舞いに来ていた。

リュウケイ 「そういえばなんでI Want It That Way,Shape Of My Heartが暴走を止める方法なんだ?」

エンエン 「それはね、アインがS・Sに来た時シュウがアインの最初の友達になったじゃん。
      その時、シュウがアインにあげた曲がこれなんだ」

シュウ 「そうだった、この曲は僕の好きな曲だ。君も聴いてって言ってこの曲プレゼントしたんだ」

カイオウは影で苦悩していた。

カイオウ (英語分っかんねーーーーー!なんで言えるんだ!?)

それはお前がトビ級の馬鹿だからだ。(ぁ

チャロのレーダーが鳴った。

チャロが表示を押すと言葉が流れ始めた。

ボス 「Tチーム、任務が成功したようだな。
しかし、あの指令書は私が出したものではない。
    送った内容の一部が違っていたのだ。
    送ったのは恐らくB・R(ブラックライダース)だろう。
    あと新入部員の者達にこれを送っておいてくれ」

話し終わるとどこからともなくリュウケイの頭の上に箱が落ちてきた。

リュウケイ 「前は紙ヒコーキが・・・(泣」

カイオウはその箱を開けると、黄色いバッチと黒いバッチが入っていた。

チャロ 「一気に2段階も上がったな。
     ・・・そういえば結果だ」

少し沈黙が続いた。

チャロ 「全員合格だ!」

病室に歓声があがった、それと同時にアインが目覚めた。

ウォッチ&チェス 「生き返ったー!」

ホタル 「元から死んでないわよ!
     あとアイン君はイエローポリスと共にプラチナの札が送られたわ!すごい!」

ホタルは2匹を殴り倒していた。(恐い、恐すぎる!

アイン 「此処・・・・、病院・・・?」

シュウ 「良かった~~~~」(泣

シュウは胸を撫で下ろした。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第273号
ページ番号
12 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日