第一話−異変ー

チャオガーデンここは、チャオたちが生まれては死んでいく平和で
いつもチャオたちは、遊んで暮らしている。
 その中の一番年上で一番強いタイプ走りのチャオルは、弟のアルルと一緒にチャオ幼稚園の庭で遊んでいました。

「チャオル兄ちゃん!今度は木登りして遊ぶチャオ!」

いつも元気で明るいチャオルの弟アルルがいいました。

「いいチャオね。」

チャオルが言うとアルルが木の上から言いました。

「じゃあ一緒にやろうチャオ!」

チャオルは苦笑いをしながら言いました。

「僕は、実を言うと高いとこ苦手なんだ。
 僕はここで見守っててあげるチャオ」
「お兄ちゃん高いとこ苦手ちゃおかぁ」
「うん」

チャオルはアルルに実のみを持ってくると言いいったんチャオ幼稚園の中に戻りました。
チャオ幼稚園の中は、何かいつもと違います。
いつもにぎやかな幼稚園の中が静まり返っているのです
クラスの部屋の部屋の扉を開けると中にいたチャオ達や園長先生までもが、倒れていたのです。
チャオルは、すぐに弟のアルルの所に急いで走りました。
アルルの登っていた木の真下に着くと、木の上にはアルルの姿はありませんでした。

「アルル!!!」
「お兄ちゃん!!助けて!お兄ちゃん!」

アルルの声が後ろの方から聞こえてきます。
すぐに後ろの方へ、走っていくとアルルはまぶしく光るワープホールのような物に吸い込まれそうになっていました。
その光る物に近づくと今にもあの光る物に吸い込まれそうです。
アルルは近くにある木にしがみついていました。
するとその光る物は、さらに吸い込む力が強くなってきました。
そしてとうとう二匹はその光る物に吸い込まれてしまいました。

「キャーーーーーー」

チャオルのたび 第一話-異変- 終わり

このページについて
掲載号
週刊チャオ第229号
ページ番号
1 / 3
この作品について
タイトル
チャオルの旅
作者
浮動小数点(チャオル)
初回掲載
週刊チャオ第229号
最終掲載
週刊チャオ第230号
連載期間
約8日