第10話 ~ロマリー街~

記念すべき第10話 ~ロマリー街~



2人は、電灯がある路地に立っていました。ここがロマリー街です。
周りには、未来的な銀色のマンションや、所々に現代風の家や、お店などがたくさん見えます。
チャオガーデンの晴れた青空ではなく、何故か真っ暗な夜空が広がっていました。
夜なのに、街には買い物客で賑わっています。


ヨイコ「ここがロマリー街だよ!」

スラ「ふーん。つーか夜なんだけど。昼に来たのに夜なんだけど」

ヨイコ「ココは別名『夜空の街』って言われてて、この街だけ一年中夜なんだよ」

スラ「なんか『夜空のエメラルド』みたいだぞ。何パクってんだよ改名しろよSCAR。つーか何で一年中夜?」

ヨイコ「・・・まぁ噂で聞いたんだけど、古代のチャオが『夜空の血水』ってやつを空に撒いた事から、一年中夜になったとか」

スラ「ど~う~で~も~い~い~~~」

ヨイコ「だったら訊くな」


スラとヨイコはしばらくお店を回りました。ヨイコは、大好物のクッキーを買ったり、明日の分のパンを買ったり、街を楽しんでいました。スラはずっと文句を言っていました。


ヨイコ「あ~ココってイイ物沢山売ってる~☆今度買い物する時はココに来よっかな~♪」

スラ「なんか展開が早くね?進み過ぎ」

スラ「つーかお前完全に目的忘れてるだろ」

ヨイコ「・・・あああ~!!喫茶店行くんだった!!」


ヨイコは買い物に夢中で、喫茶店の事を忘れていたみたいです 

スラ「何やってんだよ。どこまで馬鹿なんだよ」

ヨイコ「ゴメン・・・」

ヨイコ「てゆうか、さっきの所見失っちゃったよ」


ヨイコは、地図を取り出して場所を確認しました。
しかし、なぜかこの場所は地図に記されていませんでした。


ヨイコ「えぇ?ちょっと・・・ココどこにも書いてないよ!?」

スラ「はぁ!?」

ヨイコ「えぇぇ・・・ホンットここどこどこどこどこ!?やばい!!帰れないじゃん!!」

スラ「ちょっ!!何してくれんだよ!!!ふざけんなお前!!」


スラは激怒しました。ヨイコはかなり焦った顔(?)になっています。
真夜中になったのか、街の電灯が次々と消えていきます。

ヨイコ「あぁぁ・・・どうしよ~・・・」


前にもあったなこんな展開第11話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第281号
ページ番号
16 / 22
この作品について
タイトル
CHAO Rhythm-チャオリズム-
作者
SCAR
初回掲載
週刊チャオ第277号
最終掲載
週刊チャオ第284号
連載期間
約1ヵ月19日