4 Birth by Sleep

チャオオンライン 4 Birth by Sleep


~~次の日~~
「・・・・・・はぁ・・・・」
「おい、友弥、どうした?」
僕の友達、"吉良都 信徒”(きらべ しんと)が聞いてきた。
「いや、なんでもないよ。」
「おいおい、お前元気ねぇな。本当になにかあったのか?」
「だから、なんでもないって・・・・」
「本当か?」
「うん。」
「・・・・わかった。」
「じゃぁ僕は行くところあるから・・」
「あ、おい!今日遊べるか!」
「遊べない~用事あるから。」
僕は走った。
「・・・・なんか怪しいな、あいつ。」
~~屋上~~
僕は屋上の扉を開いた。
そこには、霜花がいた。
「来たね、友弥くん。」
「はい。霜花さん。」
「あ、そこの扉、鍵閉めておいてね。この話聞かれるとまずいからね。」
「そうですね。」
僕は扉を閉めて、鍵を閉めた。
「・・・さて、今日のことだけど・・・」
「そうですね・・・まずはクエストをやりながらLvあげですかね・・・」
「それもそうだねぇ、でももう一つやらなくてはいけないことがあるよ。知弥くん。君ならわかるでしょ。」
霜花が言った瞬間。
「ぼくたちが本当に偶然で呼ばれたのかってことですか?」
「お、来たね。知弥くんの"未来を操る男”。」
「霜花さんも僕の特技の噂知ってたんですか。」
「うん。というよりこの学校全体が知弥くんの能力の噂は知っていると思うよ。」
「僕も、廊下を歩いているとジロジロみられて気色悪いです・・・」
「あははは、それは気色悪いねぇ・・・」
「霜花さん、笑い事じゃありませんよ・・・・」
「あ、悪い悪い。」
その会話を、屋上の扉の前で聞いていたのは・・・・
「知弥のやつ・・・・あこがれの霜花さんと何話してやがるんだ?」
そう、信徒と、
「ねぇねぇ、本当に付いてきて良かったの?」
友弥の友達の"若樹 比奈都”(わかべ ひなと)という女の子だった。
「あったりめぇだよ!友弥の様子から変だから追跡してみたら、俺のあこがれの霜花さんと普通に話しやがって・・・」
「私は霜花と友弥くんは最初から仲良しになれそうだと思ってたけどね・・・」
ちなみに、比奈都は、霜花の幼なじみである。
「それじゃぁ、あとで会いましょうか。」
「はい、そうですね。」
霜花と僕は、扉に近寄った。
「やっやばい!」
信徒と比奈都は、急いで階段を降りってた。
ガチャ
「では。」
僕は先に階段を降り、リュックを背負い、自宅へと向かった。
~~自宅~~
「さて、始めますか。」
僕は、PCをつけた。
「あ、そうだ。」
僕は、机からある物を取り出した。
それはWebカメラだった。
「これ、取り付けるの忘れてたなぁ。」
僕は、PCにWebカメラを取り付けて、インストールを行った。
「これでよしっと」
僕はチャオオンラインをクリックして、IDとパスワードを入力した。
そして、僕は決定ボタンを押した瞬間、
僕は、椅子からこれげ落ちた。
そう、精神と意識をチャオオンラインにもってかれたのだった。

~~Rogin~~

僕の目を開いた。
そこは、昨日ログアウトした所、そう武器屋の前だった。
僕は、心の中で、こう思った。
(メニューよ、開け。)
そうすると僕の左側にある欄が出た。
それは、コミュニティ情報と能力一覧が出た。
「うわぁ、本当に出た。」
僕は、コミュニティ欄を触り、僕の目の前までスライドさせた。
それの欄が大きくなり、見やすい大きさになった。
「まだ霜花さんは来てないね・・・あ、エフトさんは来てる。」
僕は、エフトの名前をタッチして、チャットに呼んだ。
そうすると、右側に、ある画像が出た。
それは、エフトだった。
「へぇ、これ、顔チャットもできるんだな、あ、ノイ、よっ!」
これは、便利だ。相手の顔を見ながら会話できるなんて。
「相変わらず、元気そうだねエフトさんは。」
「おうよ!お前らが来るまでずっと狩ってぜ。そのおかげで5Lvまであがったぜ。」
「おめでとうございます。」
「そういえば、セレスは来ないのか?」
「来るはずですけど、遅いな・・・・」
そうすると、隣から光が出た。
霜花がログインしたのだった。
「霜花さん、遅かったですね。」
「うん。ちょっとね・・・」
「そうだ、これを見てください。」
「あ、ビデオチャットだね。私も参加しよっと。」
霜花もメニューを開き、このビデオチャットに参加した。
「よっ!セレス。」
「こんにちは、エフトさん。」
「とりあいず、お前らはどうするんだ?」
「クエストをしながら、Lvあげです。」
「そして、ぼくたちが本当に偶然で呼ばれたのかを調べるんです。」
「ふむ、面白そうだな。ノイ、俺も手伝わせてくれよ。」
「エフトさん、いいですか?」
「ああ、いってことよ!俺達は仲間だろう?」
「・・・・はい!」
「とりあいず、俺のところへ来い。この街をずっと南にいったらモンスターが出る所がある。そこに俺はいるからな。」
「はい。わかりました。」


~~~~続く~~~~

このページについて
掲載日
2011年3月4日
ページ番号
4 / 12
この作品について
タイトル
チャオオンライン
作者
フィノクス
初回掲載
2011年2月21日
最終掲載
2011年10月13日
連載期間
約7ヵ月23日