第二章 十八話 「闘技場
クロスケとズークの試合。その中でも倒れる物が後を絶たない。そんななかズークとクロスケは戦い続けていた。ズークは空中で、クロスケは地上で、それぞれ攻撃をしていた。
「どうした、攻撃してこないのか。」
ゆっくりと口を開くクロスケ。クロスケは、汗の滴(シズク)を腕で拭きとる。
「上ばかり気にしていていいのかな。」
嫌味を言うかのように、いやらしくこう言い放ったズークは、矢を構えて叫んだ。
「―土龍(ドリュウ)―」
ズークは矢を放った。今までの速牙とは比べ物にならないほどのCAOSを4本、クロスケの四方に向かって撃った。
「全然当たっていな・・・!?」
途中まで言いかけたクロスケは、何かを見たようです。そうして、クロスケは、動揺した様子で、後ずさりしながら辺りを見渡しました。その瞬間に起きたことはと言うと・・・