~一年の生命~

                                               チャオの生命を一年にたとえるのならば
                                                   転生の無き命ならば




                                                桜の咲く頃に、私達は出会うであろう


                                                     美しく咲き誇る中


                                                     私達は共に生きる




                                                向日葵の咲く頃、私達はすでに友達であろう


                                                一緒に森に行ったり、一緒に海に行ったりして


                                             今と言う名の時間を、楽しんで過ごすであろう




                                               銀杏の葉が落ちる頃、すでに親友になっているだろう


                                            一緒にいるのが当たり前。何をするにも一緒にやるだろう


                                                一緒に黄色や赤色をした落ち葉で遊ぶのだろう




                                              雪が降り立つ頃、すでに家族になっているだろう


                                             親子一緒に、雪の降る寒い季節を乗り越えるだろう


                                           一緒に、雪だるまを作り。一緒に、雪合戦をするだろう




                                                    そして、別れの時
                                                      桜が咲く頃に


                                                  出会った桜の木に下で、別れる時


                                                 悲しいだろう。つらいだろう


                                                  だが、私達は泣かない


                                            ただ一つの言葉を交わして、私達の運命の幕を閉じる




                                                     『ありがとう』





                                                   チャオは幸せを求める


                                                 私達はチャオに幸せを与える


                                                だが本当に幸せになれたのは私達


                                          私達が幸せでないと、チャオもまた幸せではない


                                             チャオが死に逝く時は悲しくて死んで


                                             それを知った私達も悲しいのだから

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掲載号
週刊チャオ第323号
ページ番号
4 / 9
この作品について
タイトル
チャオの生命
作者
斬守(スーさん,斬首,キョーバ)
初回掲載
週刊チャオ第323号