第4章「風の国へ・・・」

エンガとヒョウガは仲間探しのため、情報を探してたのであった。
エンガ「情報集めか・・どこがいいかな・・」
ヒョウガ「ん・・・」
こどもチャオ「おにーたん、なにしてるのー?」
エンガたちの前に現れたのは無邪気なコドモチャオであった。ヒョウガはコドモチャオの前に座りこんだ。
ヒョウガ「仲間を探してるんだ。」
こどもチャオ「へ~。おにーたんカッコいいね。」
ヒョウガ「まぁな・・。」
タタタタッ
コドモチャオの兄「ハァ・・ハァ・・あ~!ラーザ!見つけたぞ~」
こどもチャオ「あっ。ライキ兄たん。」
エンガ「兄弟なのか・・?」
ライキ「はい。僕がライキで、弟はラーザです。すいませんね・・・。ラーザと遊んでいたんでね・・。」
ヒョウガ「あっいいんだ。気にするな。ところで、僕達の仲間フウガらしき人物を探してるんだ。知らないか?」
ライキ「すいません。知らないです。」
エンガはため息をついた。
エンガ「はぁ・・・簡単に見つかるわけじゃないか・・」
ライキ「・・・詳しいことなら町長さんが知ってるはずなんですけど・・」
ヒョウガ&エンガ「え?本当に!?」
ライキ「本当だよ。町長のとこまで案内してあげましょうか?」
ヒョウガ&エンガ「お願いします!!」
テクテクテク・・・
・・・5分後・・・
ライキ「町長さんの家です。さて僕は用があるので行きます。ラーザ、行くよ。」
ラーザ「はーい。にーたんまたねー。」
エンガ「またな。」
兄弟は手を振り、帰っていった。
ヒョウガ「・・・入ってみようか。」
トントン・・・
ガチャ。(ドアが開く音)
町長「いらっしゃい。なんかご用かね?」
エンガ「実は・・」
――――説明中―――――
町長「なるほどね・・。ふむ・・。あのもうの1人なら居場所わかりますよ。」
ヒョウガ「・・・あの人はどこの町にいるんですか?」
町長「ふむ・・。町じゃなくてな・・国にいるんですよ。」
エンガ「国!?」
町長「まぁまぁ。落ち着いて。その人は「風の国へ行く」と言ってたんですよ・・・・。」
ヒョウガ「その国に行くのにどうやって行くんですか?」
町長「一般人は入ることは不可能だが・・風を操る者なら行けるはずなんだが・・。その人は軽々に風の国へ行ってしまった・・」
エンガ「・・・まずは風の国に行くために風を操る者を探すってわけだな・・」
町長「風を操る者なら知っていますよ。」
エンガ「・・・その方はどこに?」
町長「チャチャ町の封印の間のところにいる。場所は知ってますよね?チャチャシティに入ってまっすぐ行くと大きな扉が・・」
エンガ「あっ。確か通った場所だ。」
町長「おいおい・・・話が終わってないぞ・・」
ヒョウガ「・・行ってみよう。」
町長「・・・まぁいいや・・・。」
エンガ「おう。 町長さん、情報ありがとうございました。」
町長「いえいえ。気をつけて行きな。」
タタタタタタタ・・・
町長「・・・不思議な奴らだ・・。」
タタタタタタタタッ
ライキ「ハァ・・ハァ・・・町長さん、タバコ買っておきましたよ。」
町長「おお、有難い。」
町長はタバコを出した。
ボッ(火のつく音)
ライキ「エンガさん達は風の国に行けるんでしょうか・・?」
町長「フー・・・。あいつらなら・・風の国に行けるじゃないか・・・。」
町長はそう言い、エンガ達の後姿を見守っていた・・。
―――――封印の間―――――
エンガ「ここが封印の間か・・・」
ヒョウガ「・・・誰か・・・来るよ・・・。」
テクテクテク・・・
エンガの前に現れたのは古い服を着た年寄りだった。
???「おやおや、用があってここにきたのかい?」
???「わしは風を操る者・・。フーイじゃよ。」
エンガ「あなたが風を操る者なんですね。」
フーイ「そうじゃ。」
ヒョウガ「僕たちはフーイさんに頼みがあってきたんです。」
フーイ「なんじゃ?」
ヒョウガ「風の国に行くためにどうしてもあなたの力が必要なんです!お願いします!」
フーイ「うむ・・・。風の国へ連れてやりたいが・・。大事なことがあるんだ・・。」
エンガ「大事なことって?」
フーイ「あの封印の間に昔、封印した剣があるんじゃが・・。その剣は強力で・・・わしも年でのぉ・・。抜けないんで・・。」
エンガ「その剣をどうするんですか?」
フーイ「・・・でやれば抜けるはずなんじゃが・・わしは風の呪文しか使えないんでのぅ・・。なんとかしても抜きたいが・・。」
エンガ&ヒョウガ「なら俺 僕が抜いてあげましょうか。」
フーイ「ありがとう。じゃあ、剣のあるところへ行きましょう。」
スタスタスタ・・・
エンガ「ここか・・」
フーイ「うむ。そうじゃよ。じゃあ頼みますぞい」
エンガ「・・・」
エンガ「炎拳!!」
ヒョウガ「剣・・・」
ドゴォォン!!
ヒョウガ「うわっっ!!何するんだ!!」
エンガ「え・・・。攻撃したら取れるだろ・・。」
ヒョウガ「・・・フーイさんが封印解く呪文だと剣は抜けられるって言ってたろ。聞いてなかったのか!?」
エンガ「・・・・聞いてませんでした・・・」
ヒョウ

(truncated)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第32号
ページ番号
6 / 6
この作品について
タイトル
チャオナイト
作者
サイガ
初回掲載
週刊チャオ第28号
最終掲載
週刊チャオ第32号
連載期間
約29日