最終話

司会者「今、グレイドとビートがゆっくりステージに上がって行きます!」
ザッ ザッ
グレイド「フン・・。まさか勝ち残るとは思ってなかったぜ。」
と挑発的な言葉にビートは
ビート「フン。テメエは不戦勝で勝ち残ってきただけだろ?」
グレイド「ケッ!いちいちムカツクヤローだな。」
ガーーーン!
司会者「さあ、今ゴングが鳴りました!果たして勝者はどちらでしょうか?見逃せません!」
スー・・・
ビートは影のようにゆっくりと動く
その点グレイドは
グレイド「・・・・・・・。」
何と試合の最中に瞑想をしてるのだ
ビート(今だ・・・!)
ビートはゆっくり近づき
ブン!!
回し蹴りを仕掛けた
しかしグレイドは
グレイド「ホッ!」
サッ
かわされてしまった
グレイド「今度はこっちの番だ!」
すかさずグレイドは攻撃体勢に入り
ブン!
回し蹴りをしてきた
ビート「おっと!」
サッ 
ビートはかわした
グレイド「こしゃくな・・・。」
この後激しい戦いが続くがなかなか決着がつかない
   20分後
ビート「はぁ、はぁ・・・。」
グレイド「はぁ、はぁ・・・。」
二人の体力は限界にきてた
ビート「どうやら残っている力は殆どない・・・。次の攻撃で決着をつける!」
タタタ!
グレイド「こっちも次で決着をつける!」
ダダダ!
司会者「ああーっとぉ!!両者とも最後の攻撃にでましたぁ!!」
ビート「うらああ!!」
グレイド「おおお~!!」
バキイイイン!!!
司会者「!!!」
リー「!!!」

ビート「・・・。」
グレイド「・・・。」
会場は静まり返った
グラッ・・・
司会者「!!」
ドオオオン・・・
司会者「し・・・、勝者は・・・。」
リー「・・・・・。」
司会者「勝者はグレイドだあああ!!!」
ワアアア!!
リー「くそ・・・。負けちまったか・・・。」
リーは悔しそうに言った
ムクッ・・・
リー「!・・・、ビート。」
ビート「ハハッ・・・。負けちゃったか。」
ヌッ
ビート「!」
グレイド「よく頑張ったぞ。ビート・・・。」
とグレイドが言った瞬間
リー「え・・・?どう言う事?」
とリーが首をかしげる
ビート「実は最後の攻撃の時・・・。」
   ~回想~
グレイド<おおお~!!>
ダッ!
グレイドは跳んで
ビート<!!>
グレイド<くらえ!飛び膝蹴り!>
ビート<クッ・・・!>
ドガアアン!
ビートの腹に命中した
ビート<く・・・、回し蹴り!>
ビートは崩れた体勢で回し蹴りをした
ドゴオォォ!
しかしビートは急所を外してしまった
グレイド<クッ・・・。>
ビート(くそ・・・。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビート「・・・というわけで急所をくらった俺が倒れちまったのさ。」
この説明にリーは
リー「そうか・・・。それなら良く頑張ったぞ、ビート。」
リーは励ました
ビート「ああ。」
そして
司会者「優勝はグレイド選手です!」
パチ パチ パチ
ビート「フ・・・。さて帰るとするか。」
ビートが帰ろうとしたとき
グレイド「ビート!」
グレイドが叫んだ
ビート「何だ?」
グレイド「また試合しような!」
ビート「・・・。ああ、今度は負けねえぜ!」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第223号+ソニック生誕記念号
ページ番号
3 / 3
この作品について
タイトル
チャオ空手大会第一弾
作者
クリスタル
初回掲載
週刊チャオ第223号+ソニック生誕記念号