第16話 脱出
ナイト一行は中から攻撃を出しまくっているが、ガラスは割れそうにない
さらに、このガラスの中では補助技が使えないらしく、バリアも使えない
外では住人が笑っている・・・
意地でも出てやる!みんなそう思っているだろうが、出られそうにない
そうしている内に油熱液が1/3ぐらいまで来てしまった
ナイト一行も、飛ぶのに限界の色が見え始めている
空気自体も熱を持ち、拷問と呼ぶにふさわしい光景となってしまった
無理・・・なのか・・・?
ナイト一行の羽の動きも徐々に弱くなって行く・・・
ナイトは失神しそうになっていた・・・
そういう状態の時に、ガラスに異常が現れた
ヒビが入ったのだ!
攻撃もしていない。いきなり
そう・・・凄まじい熱で空気が膨張し、その圧力にガラスが耐えきれなくなったのだ
ナイト一行も生の光が少しだけ見えたのだろう。羽の動きが元に戻った
もちろん、外に居た住人達も驚いた。そのような現象が起こるとは思っていなかったからだ
元々、狂の外界では、熱で空気が膨張、縮小する事は無かった
だが、ナイト達と一緒にその原理が入って来てしまったのだろう
そして、半分ぐらいになったとき、遂にガラスが割れた
戦わぬ者生きるべからず。生と死の戦いがまた始まった
つづく・・・