~第18話~5回裏~

6番ヘルドム
スタリオン「あいつは三振確実だな・・・。ふふふ。」
と小声で言うスタリオンにヘルドムは
ヘルドム「おっし!何ととしても出塁してやるぜ!」
と自信満々に言うヘルドム
審判「プレイボール!」
合図が入った
スタリオン「ふふふ・・・。まずはこれだ・・・。」
ドシュ
ヘルドム「お・・・。何だ?」
グイ
ヘルドム「!」
ズバーン
審判「ストライーク!」
何とスタリオンはシンカーを投げてきた
ヘルドム「シンカーはちっと苦手だな・・・。」
そう。ヘルドムは内角球や内角に食い込む球が苦手なのだ
スタリオン「間違いない・・・。奴は内角球が苦手だな。ふふふ・・・。」
と確信したかように自信有り気なスタリオンだが・・・
ヘルドム「おーし・・・。それならあの方法を使ってみるか。」
とヘルドムは何か対策を考えたようだ・・・
ビシュ
ヘルドムは落ち着く
ヘルドム「・・・・・。」
グイ
ヘルドム「!今だ!」
ザッ
スタリオン「何!?」
カキーン
ヘルドム「おっしゃあ!うまくいったぜ!!」
ダダダダ
ミッキー「クッ!」
パシッ
ドン!
審判「セーフ!セーフ!」
ヴァース「な・・・。セーフだと!?」
ヘルドム「へへん!どうだ!」
ヴァース「ちっ・・・。」
さっき成功した訳
まず内側寄りにする
次に内角球が来るのを待つ
来たらすかさず足を開き、内側にバットを振る
とこんな感じでさっきのシンカーを上手く打ち返したのだ
チャオ蔵「お~し!次も続け!」
7番ゲット
スタリオン「こいつはアレかな・・・。」
ドシュ!
力強い球だ
ゲット「ストレートか!?」
ゲットはバットを振る
だが
ククッ
ゲット「な、何ー!?横に曲がった!?」
ズバーン
審判「ストライーク!」
ゲット(こ、高速スライダーか・・・。)
スタリオン「ふふふ・・・。」
チャオ蔵「う~む。こいつもちと厄介じゃな・・・。」
だがゲットは
ゲット「ちょっと位置変えるか・・・。」
と少し前に寄った
スタリオン「ふん。やるだけ無駄だな。」
と見下してるが
ゲット「ふふふ。どうかな?」
と何やら自信がありそうな言い方だ
スタリオン「何~!?」
ドシュ!
また力強い球だ
スタリオン「お望み通り高速スライダーだぜ?」
ゲットは集中する・・・
クク
ゲット「!今だ!」
カキーン
スタリオン「な!?」
ボールはまっすぐ伸びて行く
チャオ蔵「おお!入るか!?」
バン
ボールはスタンドに入った
一同「やったぞー!」
リー「おっしゃあ!逆転だあ!」
スタリオン「・・・・・。」
ガクッ
U監督「・・・。審判!ピッチャー交代!ゴッド!」
9番ゴット
スタリオン「頼んだぞ・・・。ゴッド・・・。」
ゴッド「ああ・・・。任しとけ。」
チャオ蔵「ピッチャー交代か・・。変えてくるとちと難しくなるな・・・。」
8番ドルメス
ドルメス「い、一体どんな球を投げるんだ・・・?」
ドルメスは緊張してる
ゴッド「・・・。いくぞ!」
ビシュ!!
ズドーーン!
ドルメス「・・・え?」
な、何と球のスピードが今までとは比べ物にならない!
チャオ蔵「・・・・・。」
チーム員「・・・・・。」
あまりの速さに言葉も出なくなってしまった
ドルメス「くそ・・・。」
しかし、この後連続3者三振になった
チャオ蔵「ぬう・・・。あやつのスピードにはさすがにわしも驚いた・・・。」
そこでビートが
ビート「まあまあ。今の所こっちが勝っているんだから、これをキープすれば、勝てるぜ!?」
チャオ蔵「た、確かに今は勝っているしな・・。おーし!今のをキープして勝つぞー!」
一同「おー!!」
只今4−3

このページについて
掲載号
週刊チャオ第221号
ページ番号
19 / 35
この作品について
タイトル
チャオ超野球(チャオの超野球)
作者
クリスタル
初回掲載
週刊チャオ第218号
最終掲載
週刊チャオ第227号
連載期間
約2ヵ月5日