第4話 「小さな試練」
町を出て何時間だろうか、いっこうに森を抜け出せない、そればかりか
植物が増えている。何かがありそうな、気が・・・
ブラック「この森は・・・長い・・」
グレン「おっ久しぶりにしゃべった。確かに長いな、俺この森に入った
ことないからな。初めて見る植物や動物ばかりだ」
スカイ「あと2,3日もあれば抜けれるだろ」
グレン「そっかスカイはこの森を抜けたことがあるんだな」
パワン「2,3日もかかるの~?」
ヒール「がんばってください」
パワン「あ、あんな所に人力車が!」
(何ですと!?)
パワン「こういう場合は使うしかないでしょ」
スカイ「そうだな~こういう場合は一番足の速い奴が・・・」
パワンとスカイは横目でグレンを見た
グレン「な・なんだよ」
スカイ「ヒールはどう思う?」
ヒール「え? いいんじゃない?(聞いてなかった)」
スカイ「じゃあ決まり! がんばれよ!」
パワン「任せたよ~」
こう口々に言いながら、車に乗り込んだ
グレン「そんな~」
グレンは弱々しい声で言った
グレン「仕方ない。走ればいいんだろ?」
ヒール(水の音・・・滝があるかも)
グレンはしぶしぶ走り出した
グレン(あれ?何か足が軽い)
グレンはスピードを上げた
グレン(まだ足が軽い。もっとスピードを上げよっと)
グレンは出せるだけのスピードで走った
スカイ「スピードを下げろー、吹き飛ばされるー」
パワン「うわー、スピード下げろー」
グレンは急に止まった。 グレンの前を見ると、とても大きな川が流れ
ている。その上流には少し大きな滝があった。川の前には、「この先、
森出口」と書かれている立て札があった
グレン「おーい川と滝があるぞ」
グレンが後ろを向くと、車のうしろにパワンとスカイがつかまってい
た。
ヒール「二人とも、大丈夫?」
ヒールが車の壁からのぞき込んで言う
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ポトが速度計を見ると、時速122400㎞と表示されていた
122400÷360×45(秒数)=15300km
A15300km走った (何を!?
(計算が違ってたら言ってください)