第8話

もうちょっとで10話だ!頑張ろうっと!

「やった!砂漠、抜けたぜ!」
チャオっちってばそんなに嬉しいの?で、正確に言えば元の場所に戻ってきたというか・・・。ほら、私らウインドにとばされて砂漠に落ちたから・・・。ジャングルまで戻ってきただけってことさ。
「食い物探してくるぜ!」
チャオっちまたこれだぁ・・・。ま、ほっといてあげましょ。
「チャオっち2・・・私らどうする?」
チャオっち2は近くの幹を調べ始めた。(案内板かもしれないから。)
「あった、案内・・・幹。」
チャオっち2は現在地を確認している。
「よし、あっちに進めば宿に戻れるぞ。」
チャオっち2は右の方向を示した。
「チャオっち、私らは戻ってるからね。」
ってチャオっち聞いてんのか、おまえ。ま、いっか。私らは宿に向かって歩き出した。
「チャオっちって天然っぽいな。」
チャオっち2が言った。
「ってか単なるアホ・・・かな。」
チャオっちが後ろで“後でぶっとばす”みたいな行動をした。ひぃぃ、怖い・・・。
「聞こえちゃった・・・。」
ははは、チャオっち恐怖さぁ・・・。
「ま、いいか。ねぇ、久しぶりだよね。2人きりってさぁ!」
さっきっから私ばっか話してるよ~。ま、しょうがないんだけど。え?何がしょうがないかって・・・。そのうち分かります。
「かもな・・・。」
チャオっち2って・・・何か張り合い無いなぁ・・・。
「チャオっち2と会ったときってさぁ、チャオっち2はボート乗ってたよね。」
チャオっち2、反応してる・・・。思い出したくないのかな?チャオっち2が昔はとっても無口だったこと・・・。私といたから性格、明るくなったらしいし。
「ま、そうだったかもな・・・。に、してもあいついないと静かだな。」
全くもぅ・・・。私はかまわないからいいけど話題いきなり変えないでよ・・・。
「うん。静か・・・。何かが近づいてきてもすぐ分かりそうな・・・。」
・・・!何か音がするよ・・・。ガサガサって・・・。
「ちわ~☆」
「ひぃぃぃっ!」
私らの右方向から・・・出たぁっ!・・・ってチャオランか・・・。
「おっす。」
チャオっち2、会いたくない奴に会ったって感じだね。確かにチャオランは性格、明るいけど。ま、私が相手をするよ・・・と、目で訴えてみる。
「どうしたの?こんなところでさぁ。」
チャオラン、落ち着き無いよ・・・。
「チャオラルが居ないの・・・。どこかなぁ・・・。」
チャオラン、チャオラル探してたんだ。チャオラルは、チャオランの彼氏のチャオだよ☆
「ふぅん・・・。一緒に探してあげるよ!」
・・・ってしまった!変な約束事しちゃった!!チャオっち2、ちょっとだけにらんでます・・・。
「アリガト~!!」
もう断れません・・・。
「じゃあ、探すか。」
チャオっち2、ささっと探し出したいようです・・・。
「うん。じゃあ私はこっち!あなた達はあっち(↑)。」
チャオラン・・・空を指すな。
「分かった・・・。」
は?ってチャオっち2!まともに受けて木に登るな!否定せんかい!ま、いっか。チャオランも行っちゃったし、私も木に登って探そ。と、してみればチャオって飛べたよね。じゃ、私は飛んじゃお☆

~続く~

このページについて
掲載号
週刊チャオ第51号
ページ番号
13 / 23
この作品について
タイトル
チャオチャオ大冒険
作者
クリスタル(サンディ,テイル)
初回掲載
週刊チャオ第33号
最終掲載
週刊チャオ第58号
連載期間
約5ヵ月25日