第1話

小説のセンスはあまりありません私ですがよろしくお願いします。つまらなかったらキッパリと言って下さいね。

この物語はあるチャオの気分でできた話である。またそのあるチャオの気分で展開が変わる話である。
「おーい。冒険行くぞぉ~!」
プパっちは飛び起きた。冒険?聞いてねぇ。
「なぜまた急な!」
プパっちはドアの向こうに届くように大きな声を出した。
「え~?何かこう刺激的なことがなくってヒマなんだよ。」
チャオっちさんは相変わらず。いくら自分が空手王だとしても私達まで巻き込む必要ないじゃない。
「じゃあチャオっち2呼んでくるから準備しとけよ。」
なんか行く気しないなぁ。でもチャオっちさんの言うことだもん仕方ないよ。プパっちはポシェットを引き出しから引っ張り出した。
「ほらほら、行くぞ!」
チャオっちの声が聞こえる。もっと準備の時間くれてもいいじゃない!
「はぁい!今行きます。」
プパっちはテーブルにあったリンゴをいくつかとってポシェットに入れた。そしてドアから飛び出した。
「じゃあどこ行こうか?」
チャオっちさんはそう言うと近くにあったいかだを川に浮かべた。
「何でいかだなんですか?」
プパっちがいかだに乗りながら言った。
「だっていかだなら昼寝し放題だしほっといても流れていくし。行く当てないんだから。」
チャオっちさんは棒でいかだをつないであるヒモをとった。いかだは流れ始めた。
「で、何でこんな山奥から川を下るんですか?」
プパっちは真ん中に立っている棒にしがみつきながら言った。
「何でだよ。川を下れば海があるじゃないか。」
チャオっちは棒でさらにスピードを出そうとしている。
「山奥からのスタートは危険ですよ!」
プパっちは叫んだ。
「何でだよ。大丈夫だって!」
チャオっちは自信満々でも危険は危険。
「滝のこと考えて言っているんですか?」
プパっちがまた叫んだ。
「あ、滝。そんなの当然・・・。」
プパっちはため息をついた。
「考えてるわけないだろう!」
チャオっちは笑い出した。笑い事じゃないっつーの!
「でも何とかしないと。ほら、滝。」
チャオっち2が前を指さした。
「マジかよ!おい!」
チャオっちが叫び始めた。遅いっつーの。
「どうにかしましょうよ・・・。」
プパっちが半信半疑で言った。
「よし!」
チャオっちが言った。ああダメだこりゃ。
「そのまま落ちるっーーーーー!」
ザッバーン!

「ありゃ?ここはどこだろう?」
プパっちが起きあがった。
「目の前に水が・・・え!?」
プパっちは目をこすった。やっぱりここは滝の裏側だ。
「で、何で滝の裏側に洞窟なんてもんがあるのかしら?」
プパっちは洞窟の中を歩いていった。
「暗いなぁ。」
しばらく行くと光が・・・。
「やったぁ!出口!」
プパっちは走り出した。が・・・。
「金チャオ、あんたなのね。」
プパっちが出口だと思った物は金チャオの頭の上の炎だった。
「あんた出口知ってる?」
プパっちは辺りを見回した・・・っつーか見えない。
「うん。」
金チャオは歩き出した。

「ほら。」
出口についた。
「やったぁ!」
プパっちは一回転した。
「じゃあね。」
金チャオはまた洞窟の中に入ってしまった。
「何だったのかしら。」
プパっちは金チャオの姿が見えなくなるまで見ていた。
「おう。無事だったか。」
チャオっちとチャオっち2が来た。
「あ、チャオっちさんもチャオっち2も無事だったんだ。」
プパっちは後ずさりした。っていうかチャオっちさんどこに落ちたのよ!何でゴミだらけで臭いのよ!
「あ、これ?実は排水溝に・・・。」
チャオっちが言った。ウソだ。絶対に排水溝じゃなくてゴミ処理場に落ちて一緒に燃やされそうになったんだ。羽の先、焦げてるよ。
「じゃあいかだも壊れたし歩いていこう!」
チャオっちは歩き出した。待て!火も持たずに洞窟に入るな!
「行くぞ。火なら俺が持ってる。」
チャオっち2も行ってしまった。
「しょうがないなぁもう!」
プパっちも追いかけ始めた。

続く
(コメディーっぽくなってる!突っ込み多い!)
長くなりすぎてしまいました。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第33号
ページ番号
1 / 23
この作品について
タイトル
チャオチャオ大冒険
作者
クリスタル(サンディ,テイル)
初回掲載
週刊チャオ第33号
最終掲載
週刊チャオ第58号
連載期間
約5ヵ月25日