~ダッシュの仇(中編)~
さて物語は少し飛んで7回の裏。4−5でこちらが今のところ勝っているが・・・
登板はチャクラス
チャクラス「ハア・・ハア・・ここで抑えないと・・きついな・・・」
今は1アウト2・3塁。抑えなければ逆転される可能性も。
監督「タイム!!チャクラス交代。シャド。」
シャド「はい。」
病院
実況「さあこの昔チームの巨星とまでいわれたシャド選手・・大リーグに行くとかの噂も立っています。」
しかし、そこにはダッシュの姿が無かった・・・・
病気のチャオ「ったく・・消しとけよ・・」
プチッ!
球場
シャド「行くぜ・・・」
ダークチャオ「(うっ・・・気迫が!)」
シャド「そこだっ!!」
ダークチャオ「あわわわわわ!」
カキン!
シャド「フライ~。」
しかし、なぜか相手は塁を進もうとしている。
クイッ!
シャド「えっ!?」
ポトッ!
シャド「やばっ!!!」
審判「アウト!!・・・1点!!」
シャド「ちっ!あいつ!曲がりバットを使いやがったな!!ということは10年以上か・・」
曲がりバット・・・10年以上野球界にいないともらえない特殊バット。このバットで打った球が勝手に曲がっていくバット。ファールしても大丈夫とか、そうで無いとか。
さて・・その後「曲がりバット」を使うものは居らず順調にアウトそして8回の表。
1番サード ジェノム
ジェノム「(そっちが曲がりバットならこっちだって!)」
この者、意外と負けん気が強いやつだ。
チビッチャ「(こいつなら普通の球で行くか)」
シュッ!
ジェノム「来た!!」
カキーン!!
外野まで飛んだがアウトコース。だが・・
すうっ!
外野手「うわっ!!」
なんとその選手は逆の方向に走り出したうえにいきなり踊りだした。
シャド「こりゃおもしれえ!」
そして3塁まで進んだ・・
チビッチャ「のっとりバットか。じゃああいつは10年目以上・・」
のっとりバット・・・その名のとうりバットに乗り移られる・・・わけじゃなく、打った弾が取られそうになるとのっとられ、シャドの右手で操れる。効果は20秒。
さて・・このように卑怯(?)な試合が続くが・・・・ダッシュはどこへ行ったのか!?後編に続く・・・