2章 4話~怪盗レイスカイ~

テール「まて、俺も一様警備を固めておく。お前ら!西を重視に、あとは東南北と適当に散らばれ。」
ここの市では東の方が栄えていて、西はほとんど田舎だ。普通なら東に固めるのだが・・?

ジュエチャ「お前の先読みはすごいからな。」
これは本音らしい。

ナイト「じゃあ現場へ。」

中区1丁目

ヒチャル「ありました!多分このビルと思いますぅ。」

テール「慎重にな・・。」

最上階

テール「いくぞ・・・。」

バタン!!

テール「レイスカイとやら!!!かくG・・・。あれ?」

そこには誘拐されたチャオがいるだけだった。

ジュエチャ「・・!!!!。いそげ!!館へ行け!!」
ジュエチャの読みは当たっていた。ビルの最上階に置いておいて、館の金目の物を盗もうというのだ。

その頃館では・・・

グレイド「・・・暇だなあ。今ごろあいつら、捕まえてるんだろうなあ。」

ブツッ・・・・

シャレード「・・停電?いや、ほかの家は明かりが付いているということは・・・・。」

レイスカイ「ハハハハハ!!騙されやがったか。あのバかどもめ。さあ、ここのものはもらっていくぞ!!」
本人はシャレード達に気付いていない。

パチッ!!
グレイドが明かりをつける。

グレイド「させるかっ!!!!」
グレイドはそばにいたレイスカイを足払いする。

レイスカイ「のわっ!!!・・ととと。・・・お前はこの前の!!・・・・!!」
何だかわけのわからないことをいっている。

シャレード「まちなさあい!!!」

レイスカイ「う・・・・・。(誰だ?あの♀チャオ・・・?)あ、え・・・・・・。」
言葉になっていない。

テール「そこまでだレイスカイ!!!」

レイスカイ「ええい!!!さらばっ!!」
レイスカイは逃げていく。

テール「やはり西か。」
テールは先読みをしていた。きっとレイスカイは、「人が多いからこの俺が行くと警察は思っている。」と思っている。なのであえて西へ行った。それをテールが先読みしたのだ。

TLLLLLLL・・・

テール「西か!?・・・・わかった!今すぐいく!!」

西区

警官「申し訳ありません。逃がしてしまいました。」

テール「一足遅かったか・・・」

シャレード「ところでレイスカイは♀チャオが苦手みたいよ。私がグレイドの場所に駆けつけたら、ものすごく戸惑ってたもの。」

ジュエチャ「やつの弱点はそれか、あと、特徴とかは?」

シャレード「・・・背中に十字架のようなあとがあったわ。それくらいかしら。」

ジュエチャ「・・・だとよ。テール。」

テール「これはいい手がかりだ。十字架か・・・。・・十字架?」
テールは何か引っかかっているらしい。表情を隠しているが、ジュエチャはその困惑に気付いていた・・。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第68号
ページ番号
4 / 5
この作品について
タイトル
チャオ飛鳥探偵団
作者
リノ(チャル,チャチャ,冬楼閑)
初回掲載
週刊チャオ第65号
最終掲載
週刊チャオ第68号
連載期間
約22日