第1章 1話~探偵団結成
とある町の探偵事務所・・
「・・・・ふう。」
何かの手紙を書き終えたらしい。このチャオはジュエチャ。探偵団のリーダーである。・・・・といってもまだ本人しかいない。
ジュエチャ「さて、これをあのチャオ達に送れば・・・・」
少し前のことをこれから話そう。ジュエチャがこの事務所を作ったのはつい最近。しかし一匹しかいないので、適当に駅前にポスターを貼っておいた。1週間もすると電話がかかってきた。ジュエチャは思った。(・・・・見破ったな。期待できる。)彼がそう思ったわけは、電話番号の欄に、ぬやお・△○□◎(下のは伏せておきます。)
と書いたのだ。「ぬやお」とは?ここの世界の電話番号?いや、違う。キーボードを見れば分かる。・・・・・・・・・さあ解かったろう。とにかく電話の番号の話は抜けることにする。
そして彼には計4回も電話がかかった。そしてその4匹は・・おっと。まだ話さないでおこう。
で、元に戻るが、今書いていた手紙で、力を試そうというのだ。
そしてその電話主の家・・・
1日後
「ふむ・・・全て暗号式か。残念だね。僕は暗号が得意なんだよ。」
彼はナイト。まだ11歳(人間で言えば)であるが、暗号が大の得意。彼にはちょろいもんだった。
で、手紙ほんの少しを見せよう。
(・・省略・・)
2問:?こどはここあさ。たっ戻へ所場の元、てっ行ロキ2に北・ロキ2に東・ロキ2に南
答:(答えは一番下に)
(・・省略・・)
ナイト「ここはこうで・・・・よし!ポストに投稿だ!」
もう1匹の家
「・・・?こどはここあさ。意味わかんねえよ・・。」
そう言っているのはグレイド。
1時間後
グレイド「できたっ!!ふう・・・」
ナイトとは大違いで時間がかかっている。
さらにもう1匹の家
「転置式ね。ミステリー小説でよく出るわ。えっと・・・・あら、これじゃ法則も何もなかったわね。」
彼はシャレード。一度覚えたことは絶対忘れない。
転置式:ある法則において文章を解読するやり方。今回の場合は、反対から読めばいい。
そしてヒチャルと言うチャオの家にも届き、余裕でクリア。
1日後
ジュエチャ「む・・・以外とつわものぞろいだな。じゃあこう書いてと・・・」
手紙の中はこうだ。「名探偵諸君。いい推理であり、合格だ。明日、この場所へ着てくれ。(・・略・・)いいな?」
そして1日後。
ナイト「こんにちは・・。」
一番に来たのはナイトだった。
ジュエチャ「む・・・君はナイト君だな?」
ジュエチャは一瞬で読み取る。
ナイト「・・・消去法ですね。理由は?」
かなりハイレベルである。普通のチャオではなかなか話しに入り込めない。
ジュエチャ「君は小さい。そしてはがきに年齢を書いてもらった。まあ無記入でもいいのだがな。しかし君は書いた。そしてグレイド君はもう大人だ。しかも♀なわけがない。そう考えた。」
シャレード「あら?お話中でしたか。えっと・・・おそらく右(ジュエチャ)の方がポスターを書きましたね。」
ジュエチャ「また、消去法か。ナイトは子どもだしな。まあここにもう1匹着ていれば別だがな。」
グレイド「遅れました・・・・えっとあなたがポスターを書いたんですか?(ナイトに向かって)・・・まさかな。」
ジュエチャ「いや・・私だよ。」
ジュエチャは笑いをかみ殺している。
ヒチャル「こんにちはぁ・・・えっとぉ、右の方がジュエチャさんでしょうかぁ・・?」
ジュエチャ「君は勘で当てたな。さて、みんな揃ったとこで、まず、この探偵団の名前を決めようじゃないか・・・といっても既に私が考えてある。『飛鳥探偵団』だ。どうだね?」
ナイト「意義なーし。」
他のチャオも口々に言う。
TURRRRR・・・
ジュエチャ「おっと、早速依頼かな?一様、またポスターをはっておいたんだがね。」
ジュエチャは電話をとる。
ジュエチャ「もしもし・・・えっ!!!」
いったいなんなのだろうか?
続く
答え:南極点、又は北極点