あとがき
ご無沙汰しております、DoorAurarです。
気が向いたら完成させます、と言っておきながら完成までそれほど時間がかかりませんでした。
この後書きというのも中々多く見掛けるものですが、僕にとってのそれは何を書くか迷うというより書き足りないことを補足する目的で書いているというよりただ余り余った駄文を書き連ねるのに使っているというより後書きを書くべくして書いているという要素が大きいのです。
どうして後書きが必要なのでしょうね。何となく書くことが当たり前になっているような、そんな空気が僕の中にあります。
その小説が終わったぞ、と区切るためのものとして必要なのかもしれません。
チャオ・ウォーカーは一つの区切りとしては非常に有用な作品でした。
少年の成長する話に絞って書いてきた身としては、これ以上のものは書けないのではないでしょうか。モチベーションが保たないのです。
少年の成長する話はごろごろと転がっていますが、起承転結が書きやすいんですね。あとシリアスになりやすい。故に書きやすい。
元々チャオ界隈には人が少ないということもあって、自分のやりたいことがやりたいように出来るというものが究極形としてある。反面需要がない。
しかしテーマが「チャオ小説」ですから、アイディアがでやすい。これは二次創作の利点ですね。まだ掘り下げられていない話が多いのも良い。
なぜ人の少ないところで小説を書いて投稿するか、というのが最近の疑問なのですが、僕の本能は書けと言っているんですね。困りものです。
帰属意識なのでしょうか。不思議なものです。誰も読まない、誰も感想を贈らない→誰も書かないというスタンスが確立されつつある今だからこそチャオ小説を書きたいのかもしれません。
この書きたいという欲求がある限り小説はなくならないでしょう。
かつてのインタビューでチャオBおよび週刊チャオは滅ぶか否かという質問があって、そこで僕は滅ばぬと断言していましたが見事に外しましたね。ですが別の側面を見れば正解であるとも言えます。
子供が消えた、というのは大きな要素ですね。余裕のある人が寄り付かないとコミュニティというのは滅んでいくのでしょう。そう考えると僕は暇人ですね。
かの有名なチャオBの御仁らは僕くらいの年齢になるとだいたいチャオBから去って行くのが常ですが、こうしてサークル掲示板に残る人というのは色んな意味で変な人です。
人いないのにチャオ小説書いてるよこいつ、ばっかじゃねーの、みたいな。
だけど書いちゃうんですね。この矛盾した衝動。これって哲学じゃないですか。小説を書くならもっと大きなサイトがあるでしょう。そこに行けばよいのですよ。
ところがそこに行ったら行ったで空気に合わないんですね。どこのサイトにもそのサイトでこそ受けるジャンルというものがあって、ファンタジー、異世界、主人公最強というジャンルが確立されているんですがこれが駄目。
かたや非常に真面目なラノベ談義をしているかと思えば内容が模範解答通りでいずれも似たり寄ったりの内容。
情報を発信するサイトとして遙かに古いチャオ界隈に人が残っているのが謎です。
本当に不思議ですね。行く場所は最近ならニコニコ動画とかいろいろあるのに、やはり長年のなんちゃらなんですかね。僕一人が考えたところで結論は出そうもありません。帰属意識が強いというのがひとつの結論で、一部のメンバーがしぶといというのもまたひとつの結論でありましょう。
そういえばチャオ・ウォーカーですが、カオスドライブがやりたくて書き始めました。
プロット通りに進まなくて苦労しましたが。
プロット通りに進まない、というのは間違いです。正確にはプロット通りに進みはしたが順番がバラバラになってしまった、という面が大きい。
キャラクター設定を念入りに決めすぎるとプロットとキャラクターの行動が噛み合わない部分が出てきて、そこが場面転換につながってしまうのですね。ヒロインの庭瀬さんですが彼女はあくまで起爆剤のようなもので真のヒロインはアカイロだと言っていい。
主人公にとってヒロインというのは恋する存在であって恋というのは対等な関係とは言い辛い。主人公に必要なのは対等な相手だったのですね。
そうそう、末森未来という名前は語呂の良さと見栄えの良さは天下一品だと思うんですがどうですか。
勢いとノリで書いてきた結論としては戦闘シーン書きづらい。不要。次は戦闘シーンのない小説を書きたいです。戦闘シーンって小説という媒体だと読者も書いてる方もいまいちっすよね。僕が書きたいのはカオスドライブだからその後の戦闘シーンはどうでもいいんだよっていう。
ああ、ちなみに本来ならライトカオスチャオ・ウォーカーがカオスをぶっ飛ばしたところで終了だったのですが音読してくれるというのでシーンを追加しました。メタネタはそのためです。こういう遊びが入れられる気軽さ。これチャオ界隈だからこそですよね。
長くなりましたが感想とかあったら下さい。
それはそうとこの後書きを装った感想コーナーという構図。感想が来なくても「これ後書きだし! 感想コーナーじゃないし!」と自分に言い訳できるというすごい構図ですよね。