ラフィン編 第7話「もうひとつの世界」

ミッションストリート近辺の港 PM7:00

チョニック「もう夜だねー。」
チャチャ「ラフィン、レーダーは反応しとる?」
ラフィン「あぁ。微弱だが反応している。近いぞ。」
エミィ「あれ、誰かいるよ。」
チョニック「エミィ・・・話をあわせようよ・・・・・・。」

港に海に向かって何かをしているチャオがいた。

エミィ「あの~、何をしてるんですかぁ?」
釣りチャオ「見てわかんない?釣りだよ釣り。」
チョニック「何を釣ってるんですか?」
???「カエルくん。」
一行「!?」

釣りチャオの横に異様な大きさの(多分)ネコがいた。

一行「・・・・・・(汗)」
エミィ「つ・・・釣れるの?」
釣りチャオ「俺は釣り暦5年だ。」
チョニック「・・・答えになってないよ・・・・・・。」

チャチャは釣りチャオの横においてあったバケツをのぞいた。
バケツの中には水は張っていたが、魚は入っていなかった。

チャチャ「なんや釣れてないやん。おっちゃん、釣り暦5年なんかほんまかぁ?」
釣りチャオ「・・・・・・よくもいったな(怒)」

釣りチャオの周りに不気味なオーラが漂っていた。

チャチャ「や、やばい・・・・・・逃げろっ!」
釣りチャオ「キャッチアーーーンド・・・」

チャチャのポヨ(わっか)に釣り針がかけられた!
釣りチャオは釣竿を大きく振った!

釣りチャオ「リリーーーーース!!」
ポーーーン!
チャチャ「わぁぁぁぁぁ!?」

数秒後

バッシャーーーーーーン!
チャチャは海に放り込まれた。

チャチャ「わっぷ!おぷ!ぶくぶく・・・!」
釣りチャオ「前言撤回すれば助けてやらんでもないぞ。」
チャチャ「ご・・・ごめんなふぁい・・・げほげほ・・・たふけへ!」

ヒュン!
チャチャのポヨに釣り針がかけられ、岸に戻された。

チャチャ「なっ・・・なんちゅうおっさんや・・・・・・。」
ラフィン「・・・・・・ところでお前・・・ヒーローのメダルを知らんか?おそらく誰かが持っていると思うのだが。」
釣りチャオ「ヒーローのメダル?・・・天使の羽がついた奴か?」
ラフィン「知ってるのか!?」
釣りチャオ「あぁ・・・誰か知らんがダークカオスが持ってたぞ。ダークチャオが天使の羽のついたのを持ってたから記憶に残ってる。」
ラフィン「そのダークカオス、どこへ行った!?」
釣りチャオ「・・・・・・そんなの考えたらわかるものだろうが。チャオってぇのはたいていチャオワールドにいるもんさ。」
ラフィン「そのチャオワールドは何処にある!?」
釣りチャオ「・・・・・・。」

釣りチャオが無言で指差した先には海に浮かぶチャオワールドがあった。
チャックス達のチャオワールドだ。無論、ラフィン達はそんなことは知らないけれど。

ラフィン「行こう!」

ラフィンは走り出した!長年探し続けたものが今、目の前にあるのだ。

チャチャ「あ、ラフィン!待ってぇや!」

ラフィンとチャチャは海に飛び込み、チャオワールドを目指した。
チョニックはエミィをつかんで、「風」で空を進んだ。

チャオワールド入り口

チャチャ「・・・鍵がかかってる。」
ラフィン「これを使うときだ。」

ラフィンはこの前見つけたチャオキーを取り出し、使った。

ジジジジジジジジ・・・

一行は入り口に乗った。まばゆい光が一行を包んだかと思うと、一行は宇宙のような場所にいた。

チャオロビー

ラフィン「ここが・・・俺たちのとは違ったチャオの世界・・・・・・ここに俺のヒーローのメダルを持った奴が・・・・・・。」
チャチャ「でも・・・入り口が4つもあるで。」
チョニック「下に続く階段じゃないのかなぁ?ダークカオスなんでしょ?地獄っぽいイメージがあるから。」
エミィ「すっごーい!チョニック頭いい!」
チョニック「・・・・・・エミィにほめられてもなんか嬉しくない。」
ラフィン「とにかく下へ・・・!!」

そのとき一行が入ってきた場所が、誰もいないのにまたも光った。
ラフィンにはそれが何を示すのかわかっていた。

ラフィン「誰か来る!俺たち以外の誰かが!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
12 / 33
この作品について
タイトル
チャックス&ラフィンの冒険記
作者
めんちかぶ~ら(めんちか)
初回掲載
週刊チャオ第12号
最終掲載
週刊チャオ第33号
連載期間
約4ヵ月28日