全部で25話目「現状 彼らのその後 後編」
シルバーは記念切手を俺に見つからないように(と、本人は思っているようだ。)羽の中に隠してから、手紙を読み始めた。
『チャックス、シルバー様へ。前略、元気ぃ?僕らは今、もといたガーデンに帰ってきてます――――――』
チョニックとエミィも一緒に住むことになったんや。
僕は毎日ガーデンのみんなと遊んで暮らしてます。
チョニックとエミィは相変わらず中むつまじく(?)暮らしていて、
そうそう、ラフィンはチャオカラテの超級の戦士に選ばれたんやで。
毎日スタジアムに行ってラフィンの戦いぶりを見とるけど、今のところ敵なしってな状態で、向かってくる奴全員一撃KOや!
やっぱラフィンはすごいで、ほんま。
そっちはどうや?みんな元気にしとる?
じゃあ、また今度遊びに行くかもしれんから、そんときはたのんまっせ、だんな。
チャチャより
チャックス「『そんときはたのんまっせ』って、何を頼まれてるんだ?」
シルバー「チャチャ君、今度来るときは占いの館で占ってもらうんだって。」
チャックス「ふぅん・・・物好きな。」
シルバー「そういえばナイトメアさんは今ごろなにやってるのかなぁ?」
チャックス「あぁ、あいつならこの前、闇の取引所で見たぞ。」
シルバー「え?ホント?」
チャックス「あぁ、お手製のピンクの水玉模様の買い物袋できのこを買ってたな。しかも値切ってた。ありゃあもう神業だな。」
シルバー「神業・・・値切りの・・・・・・。」
チャックス「まぁ元気にやってるって事だ。」
シルバー「そうだね。」
チャックス「・・・・・・さぁて、話も一段落ついたし、昼寝でもするかな。」
こうして俺たちはまた、いつもの生活をはじめる。
あ~ぁ、ラフィン達が遊びに来ねぇかなぁ・・・・・・。チャオカラテ超級戦士の腕前、見せてもらおうじゃねぇか。
平和なのが一番だなんていうけど、チャオワールドはあまりにも平和すぎる。俺には退屈だ。
だから、俺は時々刺激を求めてチャオワールドを抜け出すかもしれねぇ。その時はまた、あんたらに俺の活躍を聞かせてやるよ。
じゃ、おやすみ・・・・・・
終わり