全部で22話目「悪夢の夜 BADEND(前編)」
圧倒的な強さを見せつけたナイトメア。彼の野望を食い止められるのか!?
現在の勲章の配列
○
ト ガ
ヒ 金 ダ
○ ○
○
シルバー「チャニム!」
チャニムは床に倒れたまま動かなかった。
チャイルス「くそっ!チャニムのかたきっ!ガトリング・ザ・エルボーッ!!」
シルバー「チャイルス!だめだ!」
ムルル「そうだよ!近距離攻撃なんか相手の思う壺だ!」
2人の警告も空しく、チャイルスはナイトメアに向かってゆく。
そして・・・・・・
チャイルス「うおぁぁぁっ!」
ナイトメア「・・・・・・愚かな。」
ズドッ!
チャイルス「・・・・・・ゲハァッ!」
チャイルスはチャニムの二の舞だった。
今度はペリドットが真下にはめ込まれた。
ナイトメア「残りは3つ・・・・・・。」
チャックス「くっ・・・・・・!」
チョニック「こ・・・怖い・・・・・・。」
エミィ「絶対勝てないわよぉ・・・。」
ラフィン「・・・・・・戦う前から負けを認めるな。」
ラフィンが言った。
ラフィン「他の誰が負けようと自分だけは勝てると思え。俺はいつもそうしてきた。」
チャチャ「ラフィン・・・お前・・・・・・。」
ラフィン「自分の力を信じろ。たとえ他の誰もが信用しなくとも、自分だけは・・・・・・。」
チャチャ「・・・・・・そうやな。自分だけは信じなあかんな。」
チャックス「でもどうする!?集中攻撃じゃオメガのときと同じだぜ!?しかもあいてはオメガより格段に強いはずだ!」
ムルルがいつになく真剣な顔で口を開いた。
ムルル「なら残された道はひとつ。全員でいっせいに、でもバラバラに攻撃するんだ。いっせいに攻撃するよりはあいつの集中力を分散できる。」
オモチャオ「そういうの、なんかの漫画にあったチャオねー。受け売りチャオね?」
ムルル「オモチャオ・・・真面目な話をしてるんだ。ちょっと黙っててくれよ。」
オモチャオ「・・・・・・・・・・・・。」
ムルル「どうする?」
チャックス「・・・・・・それで行こう。他に手は思いつかない。」
チョニック「エミィは下がってて。君は『力』を持ってないからさ。」
エミィ「・・・わかった。」
チャチャ「んなら、行くでぇっ!!」
エミィ・オモチャオを除く全員がいっせいにナイトメアに向かっていった!
ナイトメア「何故だ・・・。何故そろいもそろって私の邪魔をする。」
シルバー「問答無用!ウォーターライフル・・・乱れ撃ちぃ!」
バババババ!
無数の水の弾がナイトメアを襲う!しかし!
スッ・・・・・・
シルバー「そんな!あの数の弾をよけた!?」
ナイトメア「私は無益な戦いはしたくない・・・。」
シルバー(!?・・・後ろに・・・・・・)
ドスッ!
シルバーの背中に激痛が走った!
シルバー「くっ・・・そぅ・・・・・・。」
ナイトメア「しかし私は・・・・・・」
チャチャ「すきあり!アース・ザ・ソード!!」
チョニック「チョニックウィンド!!」
チャチャが背後から剣を突き、チョニックが風の刃を飛ばすが、すんでのところでよけられた!
ナイトメア「全てのエレメンタルジュエルを手に入れるために・・・・・・」
チャチャ「!!」
チョニック「しまった!」
ドーーーン!!
チャチャとチョニックはナイトメアの両腕から繰り出されるパンチを顔面にくらい、壁まで吹き飛ばされた!
ナイトメアの頭上でムルルが杖を振る!
ムルル「当たれぇぇぇ!カオスサイクロン2!!」
ナイトメアが竜巻にのまれる!だが!
ムルル「げっ!竜巻を突き破って・・・・・・」
ナイトメア「戦わなければならない!」
ナイトメアがこぶしを握り、不気味なポーカーフェイスで迫ってくる。
ムルル「・・・・・・あとは任せたよ。」
ドガッ!
ムルルは地面にたたきつけられた。
ナイトメアはシルバーとムルルから奪ったジュエルを左下と右下にはめ込む。
ナイトメア「残るジュエルは・・・1つ。」
チャックス「くそっ!くらえ化け物め!ヒーロー・ザ・ライトニングッ!」
チャックスのジャンプとともに強烈な光が放たれ、さすがのナイトメアも目がくらんだ。
チャックスはそのすきにナイトメアの目の前に回りこみ、強烈なパンチを放った!
ナイトメア「くぁっ・・・!」
ナイトメアが吹っ飛び、あの不気味な機械にたたきつけられた!
だが・・・様子が変だ。
チャックス「・・・?」
ナイトメアがにやりと笑った・・・・・・ように見えた。
後編に続く