第21球

第21球
 そのまま回は進んだが、2回表も濠速球の練習をしてなかったチャッキーズは三者凡退、そして2回裏(守備)では8番、9番と連続ヒットで1点返され、ノーアウトランナー1塁、0対2そして1番打者のレッドが回ってきた。
実況「1番キャッチャーレッド」
オモチャオ「ここは、いかせないチャオ」
ダーク「必ず弱点はある、落ち着いていけー」
 ダークがオモチャオをはげますが、オモチャオはこのときしかない弱点を見つけていた、そう現在1塁にいるランナー(9番のガロー)の走力は凡速、いくらレッドが速くてもレッドはガローを抜くことができないので、レッドの足の速さは無駄になる、だからここは、フォークでも使ってゴロにさせる手もあるが・・・。
オモチャオ(けどきっとレッドの足を有効に使うためガローは、様子を見終わった2球目に盗塁をしてくるに違いないチャオ)
ひゅ(フォーク)
バシ
審判「ストライク」
オモチャオ(ここは、はずしたストレート)
ヒュー(ストレート210キロ)
観客と選手などなど「わー、走ったぞ」
カン(バント)
オモチャオ「しまったチャオ」
 オモチャオは、ボールを拾いながら、もうガローのほうは間に合わないと思い、1塁へ送球レッドは、ヘッドスライディング
バシザザザザザー
審判「アウトー」
チャドウ「いえーいナイスオモチャオ」
 そしてレッドは何とかアウトにこれで1アウトランナー2塁、その後2者連続キャッチアウトでピンチはのがれた。
そして回はチャッキーズが打てないまま回は進み、3対0で5回裏
オモチャオ「はあはあ」
監督「タイム」
チャッキーズベンチ
監督「オモチャオはそろそろ疲れてきてるな、まあそろそろいいだろう」
チャイルス「??どういうことですか」
監督「チャオレンジャーズの穴を見つけてな」
ダーク「その穴というのは?」
監督「スローボール・・・実は合宿中にな、サターンこういったんだ、おまえの球はそう速くないし、オモチャオの上を行くのは無理だろう、そこでだ最遅をきたえてみないか?そしてサターンには、スローボール・チェンジアップなど遅い変化球や最遅を鍛えてもらった」
チャッキリ「合宿の最終日にした練習試合では、みせなかったね」
サターン「そりゃそーだ、練習試合なんかで、投げて対策ねられたらおじゃんだからな」
監督「まあだから速球に目を慣らすためあえてオモチャオに速球をなげてもらったんだ」
監督「よしいってこい、ピッチャーサターン」
審判「プレイ」
実況「チャッキーズ選手の交代をお知らせします、ピッチャーサターン君」
サターン「ここから先はおまえら最終回までホームは、踏ません」
チャッキリ「・・・最終回までなんだ」
チャドウ「どうせだったら、試合終了までっていえよ」
サターン「んな、バ×チ●め、そんな俺すごくねーもん」
審判「プレイ」
実況「8番ライトホワイト」
ひゅ~(スローカーブ45キロ)
ホワイト「にゃに、」
スカ
審判「ストライク」
ダーク「おお、あんな遅い球よく、打たれねーな」
ゴールド「なんだあのスローボールは、ただのスローボールじゃない、まるで生きてるみたいに・・・たまがどっちに曲がるかまったく分からない」
第21球    おしまい

このページについて
掲載号
週刊チャオ第35号
ページ番号
25 / 33
この作品について
タイトル
チャッキリ・ザ・ベースボール
作者
チャッキリ
初回掲載
2002年5月11日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約10ヵ月26日