第百六十九話
【キャノンVSキャノン】
ユーレの斧をかわしたエルフィスは次に何を使うか考えていた。
エルフィス(発動中動けなくなる魔法は危険ね・・・動ける魔法・・・動ける魔法・・・)
ユーレ「なんか今こっちの世界に意識ないみたいだね・・・」
そういいながらユーレはダークガンを三発ほど撃つ。
人魂がエルフィスに飛んでいく。
エルフィス「う~ん・・・あれ?」
エルフィスが人魂に気づいた。
人魂は先頭が直撃まで残り距離1mぐらいの位置にある。
エルフィス「えぇ!?ファ・・ファイアー!!」
エルフィスは慌ててファイアーを放った。
だが人魂はファイアーを避けた。
そのまま人魂はエルフィスにぶつかって爆発した。
エルフィス「ぐっ・・・」
ユーレ「そういえば当たると爆発するんだっけ。当たったの久しぶりだから忘れてた・・・」
エルフィスは爆発の煙で見えない。
ユーレ「こういう時って奇襲とかしてくるのがパターンだからね。」
ユーレは銃を構えた。
すると、なにやら銃の先端が黒く光りだした。
エルフィス「上級魔法・・ボルカノキャノン!!」
周りの煙を吹き飛ばし、エルフィスがボルカノキャノンを発射した。
ユーレ「ゴーストキャノン!」
ユーレがそう叫ぶと銃の先端にあった黒い光が広がり、中から大量の人魂が流れ出てきた。
ゴーストキャノンとボルカノキャノンが今にもぶつかろうとしていたそのとき!二人は気づいた。
エルフィス「あれ・・・?」
ユーレ「確かこれ二つとも・・・」
二人(物に触れると爆発するじゃん!!)
二つの弾がぶつかり合い、とてつもない大爆発を引き起こした。
二人は爆風で吹き飛ばされ、壁に激突した。
ユーレ「ぐほぉ!?」
エルフィス「うっ・・・・」
後頭部を思いっきり打ち付けたため、二人とも気絶してしまった。
【ドーム中央】
司会者「同時に気絶ですか・・・」
エルフィス「頭痛い・・・・」
ユーレ「ふ・・・二日酔いの時みたい・・・」
司会者「ちょっと待っててくださいね・・・データを見てきます。」
そういって司会者はその場を立ち去った。
~10分後~
司会者が走って戻ってくる。
司会者「え~・・グラビティフィールド内で先に気絶したのは・・・」
エルフィス「・・・・」
ユーレ「・・・頭痛い・・(蹴」
司会者「・・・ユーレ選手!!よって勝者はエルフィス選手です!!」
エルフィス「やったーーーーーーーー!!!!」
ユーレ「負けた・・・」
司会者「0.4秒差!ユーレ選手惜しかったぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ユーレ「うるせぇやい(哀」