第百三十七話
【魔法と剣の両立】
フォル「さて・・邪魔がはいったな。」
アル「ですね。じゃあもう一回始めましょうか。」
フォル「・・・仕切り直しっていったほうが速いぜ!!」
フォルがアルに走りよってくる。
アル「・・・初めて戦った時から思ってたんですけど・・・」
アルは、そういいかけて、間近まできたフォルの後ろに周り、足で背中を蹴った。
フォルは前に倒れた。
アル「君、最初は絶対自分から突っ込んできますよね?」
そういって剣を振り下ろした。
フォル「何ぃ!?」
フォルは横に転がり、剣を避け、アルを一発殴った。
アルはそのまま後ろに数メートルぐらいとんだ。
アル「ぐっ・・・ファイアーボルト!!」
電気のよう乱れた炎の線が、フォルに向かって飛んだ。
フォル「こんなもん!!ソウルナックル!!」
フォルは、拳に気を溜めて、自分の方に伸びてくる炎に、拳で対抗した。
ファイアーボルトは消えた。
フォル「へへ・・・どんなもん・・・」
アルは、フォルがファイアーボルトに気を取られている隙に、フォルの後ろに周りこんでいた。
アル「エクスプロージョン!!」
アルは、フォルを右斜めに斬り、次に後ろ(フォルから見れば前に)移動して、左斜めに斬った。
アル「ファイアーブレイク!!」
アルの剣がフォルに当たり、爆発した。
フォル「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
フォルは吹き飛び、壁にぶつかった。
壁からは、巨大な土煙が舞い上がった。
フォル「・・・・・」
アル「どうしました?かなり呆気ないですが?」
土煙が晴れた時のフォルの姿は、元のヒーローヒコウのヒコウに二次進化の状態に戻っていた。
フォル(くそっ・・・今の技・・・炎の魔法を剣に混ぜてやがる
った・・・・・前の奴も炎の魔法と斧を両立してたけど・・・(イルス(元レッド)のこと)こんなにうまく使えてなかったぞ・・・)
アル「・・・こんなものですか・・・」
フォル「ま・・だ・・だ・・!!」
フォルはそう言って、双剣を取り出した。
フォル「俺はまだ終わっちゃいねぇぞ!!」
アル「・・・そうこなくっちゃね♪」