第百三十四話

【侵入者そして謎の袋】

【クレイスタワー付近】

メタル「フォル・・どこ・・?」

メタルは片腕を抑えながら歩いていた。

メタル「フォル~・・・ぐっ!」

メタルは、痛みが悪化したのか、座り込んだ。

メタル「うっ・・・痛い・・でも・・フォルを・・あれ?」

座り込んでいたメタルは、近くに落ちていた謎の袋を見つけた。

メタル「・・なんだろ・・・これ・・・」

メタルは袋に近づき、名前が書いてないか見てみた。
すると・・・

『名前:ドリム』

メタル「・・・中身なんだろ・・・」

勝手に開けていいのか。
そんなことは考えずに中身を見るメタル。

メタル「・・・お菓子・・?」

ポ○キー、ポテチ、水飴、キャンディー・・・色々なお菓子が袋詰めになっていた。

メタル「・・・どうしよ・・・」

メタルは何かを考えだした。

メタル「・・・おいてくぐらいだからいいよね♪」

そういって袋の中にあった水飴を取り・・・

メタル「いただきまーす!」

・・・さっきまでの痛みは何処へ・・・
フォル探索はどうした・・
だがそんなことも忘れたように水飴を・・・
ペロッ

メタル「・・・お!おおおおおおおおおおお!!!!!!」

なんと、水飴を少しなめただけで傷がすべて完治してしまった。

メタル「な・・なにこの水飴!?すごい!しかもおいしい!!・・・ドリム・・君?ちゃん?どっちでもいいか(マテ)悪いけどこれは貰ってくよ!」

・・・泥棒だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
と、俺は言いたくてたまらない(黙

こうして傷が完治したメタルはカイ達のもとへ走っていった。
・・・ドリムの袋を抱えて・・・
そのころ・・

【廊下】

カイ「フォル・・一体どこに・・」

エルフィス「!カイ!ほら!前にいるあの人!」

二人の前には・・・フォルが歩いていた。

カイ「フォル!」

フォル「ん?おう、お前ら。どうした?」

カイ「どうした?じゃないよ!速く会場に行かないと!」

フォル「ん?ああ、そんな時間か、んじゃ急がねぇと!」

フォルは走っていった。

エルフィス「・・・」

カイ「どうしたの?」

エルフィス「いや・・なんか・・あの人・・違うような気が・・フォルじゃないような気がするんだけど・・」

カイ「そうかなぁ・・?」

【観客席】

ピンキー「いや~何はともあれ見つかって良かった良かった♪」

バース「ホントホント。」

プロット「師匠のと同格の人・・どんな戦いなんだろ・・」

エール「楽しみ~」

エルフィス「・・・」

レスト「・・どうした?」

エルフィス「え?いや、なんでもないよ。」

レスト「・・・・そうか・・」

カイ「そろそろだね。」

【ドーム中央】

司会者「さぁついに始まりました!第二ラウンド、ライド選手VSフォル選手!」

二人が出てくる・・・はずだが・・・

司会者「・・おや?」

会場全体が静まり返った。

【観客席】

カイ「あれは!?」

エルフィス「トルネードとそれを止めに行った二人と真ん中のは・・・・?」

レスト「あいつは!」

ピンキー「・・・」

【ドーム中央】

アル「さて・・」

スパイラル「とっと!」

ホール「始めますか?」

三人「・・・ルトガー様。」

ルトガー「・・・ああ。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第254号
ページ番号
141 / 229
この作品について
タイトル
バトルプログラム
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第202号
最終掲載
週刊チャオ第328号
連載期間
約2年5ヵ月1日