第百十九話
【宿あり飯無し!?カイの料理ついに開放か?】
【砂漠街クレイ】
司会者「え~参加者のみなさん、観客の皆さん、ホント~に、申し訳ございません!あのような事件が起こったことにより、本日は大会を中断し、明日、十二回戦から始めたいと思います。なお、ドーム内への出入りも禁止ですので、休息室などを使用することも出来ないため、宿や、食事などはご自分で何とかするようお願いします。本当に申し訳ございませんでした。」
カイ「・・どうする?」
レスト「宿無し・・だな。」
エルフィス「お金は?」
メタル「カイがラベルスで食材買うのに全部使っちゃった・・・」
エルフィス「ピンキーさんはお金持ってない?」
ピンキー「宿を借りるぐらいのお金なら持ってるけど・・食事まではちょっとね・・・」
エール「宿のご飯じゃ駄目なの?」
レスト「この街はレストランなどが多いから、宿では、飯を出してももう食べてきた、ということが多いらしい。だから宿などでは飯が出ないことが多い。」
カイ「う~ん・・・」
メタル「・・・そうだ!!」
同じ頃・・
ライド「こんなことになるならアジトから金持ってこりゃぁよかったぜ・・・」
ルゥ「どうするの?宿を借りるぐらいのお金しか持ってきてないけど・・」
フロォー「どうしましょうか・・・」
ユーレ「ご飯を食べて、宿無しで朝を待つ?」
カザフ「いや、この町の夜は冷え込むからそんなことしたら全員凍死するぞ。」
レイ「どうするか・・・ん?そうだ!!」
こうしてメタルとレイは、メンバーを全員連れて、歩き出した。
用件は・・・メタルはスタークルー盗賊団、レイはカイ達を探し始めた。
二十四分後・・・
二人「いた!!」
メタルとレイが同時に声を上げる。
メタル「え?君達も僕らを探してたの?」
レイ「そういうお前達もだ。用件は何だ?」
メタル「そっちも用件は何?」
レイ「いや、お前らから・・」
メタル「いやいや、そっちから・・・」
レイ「いやいやいやそっちから・・・」
メタル「いやいやいやいやそっちから・・・」
レイ「いやいy・・・」
カイ「いい加減にしろ!!」
メタル「・・じゃあ同時に言うってのは?」
レイ「いいだろう、いっせーのーでーっわ!」
二人「夕食をおごってください・・・・・」
全員「・・・」
メタル「・・・(滝汗」
レイ「・・・(滝汗」
メタル「前の戦いで勝ったのは僕らなんだよ!!フォルが負けた方が晩飯おごるって言ったじゃない!!」
レイ「い~や!負けたのはお前らだ!!ボスに二人倒されて二勝二敗三引き分けだ!!」
カイ「それ引き分けじゃないの?」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・
メタル「・・・(ナイアガラの滝汗(何」
レイ「・・・(同じく(コラ」
カイ「・・・しょうがない。とりあえず宿を借りて、キッチンのあるとこ。僕が料理するよ。食材もあるしね。」
ライド「お前料理できんの!?」
ルゥ「以外だね・・・」
レイ「ホントに出来るのか・・?」
フロォー「まずいもん食わせたらただじゃおかないぞ!!」
ユーレ「大丈夫なの・・?」
カザフ「それしか食事をする方法がないのだ。素直に従うしかなかろう。」
ピンキー「へぇ~あんた料理も出来るの?すごいわね~」
レスト「そういえばカイが料理得意だとは聞いていたが実際食べたことはないな・・・」
エルフィス「早く食べたいな~カイの料理♪」
エール「おいしいの?」
バース「おう!こいつの料理は天下一品だぜ!!」
メタル「フォル・・・悔しがるだろうな~」