第六十四話
【音速のハリネズミとIQ300の小狐】
フォル「う~ん・・・」
テイルス「気がついた?」
フォル「ああ・・・なんとか・・・ってお前誰だぁぁ!!!」
テイルス「うわ!チャオが喋った!」
ソニック「ヒュー、なかなかすごい芸をもってるじゃん♪」
テイルス「これは芸じゃないと思うよ・・・」
フォル「あんたら・・・誰?」
ソニック「俺はソニック!ただの冒険好きなハリネズミさ!」
テイルス「僕はテイルス!よろしくね!」
フォル「ああ・・・よろしく・・・」
ソニック「ところでお前はなんであんなところに?」
フォル「実は・・・」
フォルはホールのワープホールに吸い込まれて森で気絶するまでを話した。
ソニック「なるほどな。」
テイルス「でも・・車が鉄の生き物・・・人間が化け物・・・すごい発想だね・・・」
フォル「し・・しかたないだろ!!こっちの世界は初めてなんだし!」
ソニック「でも・・・こいつをどうしようか・・・」
テイルス「うん。どうやってもとの世界に戻してあげようか・・・」
フォル「・・・」
テイルス「う~ん・・・そうだ!」
ソニック「お、何かいい方法でもみつかったのか?」
テイルス「うん!カオスエメラルドを・・・」
ソニック「七つ集めるって訳か!」
テイルス「うん!カオスエメラルドの力なら、何とかなるかも!」
フォル「ホントか!?で、どこにあるんだ!そのキャロットエメランタンってのは?」
【チャオ界】
カイ「どんな間違い方だ!!」
エルフィス「どうしたの?」
カイ「いや・・・なんとなくつっこみたくなって・・・」
【テイルス宅】
テイルス「カオスエメラルドだよ。」
フォル「カオスエメラルドね。OKOK。」
ソニック「さて・・・テイルス、前にカオスエメラルドの探査機を作ったよな?あれ、残ってるか?」
テイルス「うん!バッチリ!でも・・・」
フォル「どうした?」
テイルス「あれ、一つカオスエメラルドがないといけないんだ・・」
フォル「が~ん。」
ソニック「オイオイ、そんなにがっかりすんなよ。一つぐらいすぐに見つかるさ!」
フォル「そうか・・・」
テイルス「そうだ!ナックルズにも手伝ってもらおうよ!」
ソニック「お、そうだな。あいつ結構役に立つもんな。」
フォル「ナックルヅ?」
テイルス「ナックルズだよ。」
ソニック「よし!じゃあゴー!」
ソニックはもう見えなくなった。
フォル「速っ!」
テイルス「音速のハリネズミだからね・・・」
【マスターエメラルドの祭壇前】
ナックルズ「なるほど、そこのフォルとかいう奴を元の世界に戻すためにカオスエメラルドをか。」
テイルス「そうなんだ。頼むよナックルズ!」
ナックルズ「う~ん・・・まぁいいだろう。」
ソニック「ヒュー!さすがナックルズ!」
フォル「あ・・ありがとう・・・」
ナックルズ「お宝探しなら任せとけ!」