第五十四話
【カザフの実力】
【グラビティフィールド】
フォル「さぁ、始めようじゃね・・・」
カザフ「はっ!」
カザフはフォルにものすごい速さで近づき、上に殴り上げた。
フォル「がっ・・・」
カザフ「始めよう、だと?グラビティフィールドに入った時点で戦いは始まっているのだ!」
カザフは上に殴り上げたフォルの前にきた。
カザフ「終わりだ。」
そういった瞬間、カザフはすごいスピードでなんどもフォルを剣で斬りつけている。
フォル「ぐわぁぁぁ!!!」
カザフ「その程度か・・・」
フォルが落ちてきた頃にはすでにカザフは下に下りていた。
フォル「ま・・だ・・・ま・・だ・・・だ・・・」
カザフ「・・・・リバースオフェンス・・・」
そういった瞬間フォルはまたすごいスピードで斬りつけられた。
フォル「が・・・」
だがフォルが切られている間には、カザフは一歩も動いていない。
カザフ「・・・教えてやろう、俺の武器属性は・・・『過去』だ。」
フォル「か・・・こ・・?」
カザフ「過去にある最新のダメージをもう一度与えることができる。」
フォル「そんなの・・あり・・かよ・・・」
カザフ「・・・終わったな、あの連続攻撃を二連続も受けた奴が立ったことはない。」
【外】
カイ「属性・・・過去・・?」
エルフィス「そんなの聞いたことがない・・・」
メタル「何者なの・・・あのカザフってチャオ・・・」
レスト「ぐっ・・」
カイ「レスト!大丈夫!?」
レスト「ああ・・・なんとかな・・・それより俺を攻撃した奴は今どこに・・・」
バース「フォルと戦っている。」
レスト「奴の・・・名は・・・?」
カイ「カザフだよ。」
レスト「何!?カザフだと!?」
エルフィス「あいつがどうかしたの?」
レスト「カザフ・・・確か奴は・・・昔、俺がラベルスの城の兵士だった時・・・城に盗みに入った・・・」
カイ「え!?レストって昔はラベルスの兵士だったの!?」
レスト「ああ、言ってなかったか?まぁいい。その話は後だ・・・」
俺が城の見回りをしていたら、城壁を飛び越えて中に入っていく影が見えた。
そいつがカザフだ。
俺はすぐに皆に知らせて奴を追った。
奴は俺の追跡に気づいて待ち伏せしていやがった。
そして俺とカザフはバトルをしたのだが・・・
奴は・・・俺の数倍の力で俺を倒して・・逃げやがった・・・
カイ「レストの・・・」
エルフィス「数十倍・・・」
バース「おいおいそんなのフォル一人じゃ勝ち目ねぇじゃん!」
レスト「くっ・・・やばいな・・・今傷が一番少ないのは・・・」
バース「俺だ。」
レスト「バース、奴の援護に行ってやってくれ・・・」
レストをそう言い残すと気絶した。
バース「・・・まってろよ!フォル!」
~余計な話~
カイ「レストの数十倍の実力・・」
メタル「今僕らの中で最強なのがレストなのに・・・」
エルフィス「フォル・・バ−ス・・・がんばって!」
~余計な一言~
カザフ「・・・」
マスター「一言じゃねぇじゃん!」